出版社内容情報
私立探偵・須賀大河は、巨大IT企業の社長になった旧友から怪文書調査を頼まれる。小さな事件の先に、思わぬ悲劇が待っていた。
【目次】
内容説明
190センチの身長を持て余す元弁護士にして私立探偵の須賀大河は学生時代の友人で今は大手IT企業社長の春山から相談を受けた。社内に怪文書が出回っている―会社を中傷する文書は、やがて大金を要求する脅迫へ発展。須賀は友人のハッカー・由祐子らの協力を得ながら、着々と犯人への罠を張り巡らしていく。だが、その先に思わぬ悲劇が須賀を待ちうけていた…ハードボイルドの伝統と革新に挑む意欲作。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞し、2001年に同作でデビュー。2013年より専業作家に。〈警視庁失踪課〉シリーズなど映像化作品多数。また熱心な海外ミステリのファンとしても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オオイ
4
大学の友人である IT 大手社長から社内怪文書の調査を依頼された長身の元弁護士の探偵、あまり盛り上がらずこんなものですか。2025/10/14
松田悠士郎
1
警察小説等でヒット作を持つ堂場瞬一さんの探偵小説。堂場さんの作品を読むのは初めてだったが、文体そのものはストレス無く読めて、ストーリー展開もすんなり頭に入った。ただ、「ハードボイルド」と銘打たれている割には主人公の須賀の佇まいが何処となく力が抜けかかっている印象で、この手の作品で期待される「徒手空拳でもがく主人公」の姿があまり見られない。ネタバレになるので詳細は省くが、元弁護士ってのが何か引っかかった。ただ、登場人物の殆どが幸せにならないのはハードボイルドらしいか。2025/10/15
minu tanu
1
堂場センセイお得意の血縁ドロドロミステリで、才気煥発ですぐ「◯す」と言うヒロインも登場。2025/10/12
Akio Aratani
1
堂場瞬一の探偵小説は、読み易くて良い。 背が高くて目立つが、内面が見掛けと異なる探偵の大河くん。 次作を期待したい!2025/10/10
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