出版社内容情報
連合宇宙軍大佐コワルスキーは、重巡洋艦〈コルドバ〉とともに「銀河系最後の秘宝」の発動によって消滅したはずだったのだが?
内容説明
連合宇宙軍のコワルスキー大佐は、自らが艦長を務める重巡洋艦“コルドバ”とともに、「銀河系最後の秘宝」による時空間転位の発動に巻きこまれて無残にも消滅したはずだった。しかし、ブラックホールに向かってワープするという恐ろしく破天荒な手段によって、しぶとく生き延びていたのだ!だが、コワルスキーたちがたどり着いた、いずことも知れぬ未知の宇宙には、息つく暇もない、疾風怒涛の大冒険が待ち構えていた!
著者等紹介
高千穂遙[タカチホハルカ]
1951年愛知県名古屋市生まれ。法政大学社会学部卒。在学中にアニメーション企画・制作会社「スタジオぬえ」を設立。1977年“クラッシャージョウ”シリーズ『連帯惑星ピザンの危機』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fukumasagami
26
クラッシャージョウシリーズ第3巻「銀河系最後の秘宝」のラストで、ブラックホール化する恒星に呑み込まれたと思われた連合宇宙軍巡洋艦コルドバ、艦長コワルスキーの機転で脱出をはかっていた。しかし、乗艦は通常航行が不能な状態となり、たどり着いたのは文明を遺棄した集団クルセーダーズが住まう惑星だった。クルセーダーズの奇襲を受け、その虜囚となったコワルスキーとその部下たちだったが、時を空けずに難破した宇宙海賊に襲撃されることに。宇宙海賊の船を屠ったのは若干11歳のクラッシャータクマだったー。新作を読めて、しあわせ。2022/02/26
まいさん
10
まさかコワルスキー大佐と再会とは!そして、ジョウとアルフィンの息子に会えるなんて! 昔ながらという感じで、良くも悪くも変わってなくて懐かしかった。2022/06/11
ikedama99
6
ふと立ち読みした時から気になっていた1冊。ずーっと前にクラッシャージョウを読んでいた時に、そういえば・・と気になっていたのが、このコワルスキー大佐。まさかこんな形でまたお目にかかろうと・・といった感じだ。相変わらずテンポよく進む。(なにかのおどろおどろしさはあるのだけど)最後の最後で「これか!」と思わせてくれた。またクラッシャージョウのシリーズを読みたくなった。2023/02/05
nizi
5
クラッシャー・ジョウは子供のころ夢中になって読んだので、あまりの懐かしさに買ってしまった。いつの間にかハヤカワで出版されていて驚いたが、朝日ソノラマは解散しているから当たり前。内容はやや不満。コワルスキーが主人公なんだから、しょぼい地上戦ではなく派手な宇宙戦闘をやってほしい。2025/03/12
黒猫トム
5
twitterで高千穂先生御自らご紹介で知り、書店で購入。 各所にくすぐりが散りばめられていると感じて終始楽しかった。 エロイムエッサイムあり、シレーヌとカイムあり、デウスエクスマキナ展開あり(違うでしょ)最後は「知ってたよ!」と言いつつ、コワルスキーと一緒に万感の思い。 生きててよかった!こんなええもん読めたんだもの。2022/02/07