出版社内容情報
義経の弓矢、信長の髑髏水晶、淀殿の涙、独眼竜の虎目石、天草四郎の観音。義賊天下小僧と美しき仇敵が五つの宝をめぐって対決!
内容説明
無役の御家人の有瀬壱之助。だがその正体は、女にも化ける華麗な義賊・天下小僧だった。連日連夜の盗みの宴、狙うは強欲な金持ちだけ。変幻自在に盗み出し、『天』と書かれた札を残す!やがて天下を泰平にする五つの宝、『義経の白珠の弓矢』『信長の髑髏黒水晶』『紅玉淀殿の涙』『独眼竜の虎目石』『天草四郎の血流し翡翠観音』を狙う。が、宝の魔性に魅入られた美女が行く手を阻み…盗みの技に惚れ惚れする痛快冒険小説。
著者等紹介
鷹井伶[タカイレイ]
兵庫県出身。脚本活動を経て2013年より時代小説を上梓。代表作に“お江戸やすらぎ飯”シリーズや“廓同心雷平八郎”シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海猫
61
義賊を主人公にした時代小説なので、読んでみる。怪盗ルパンをリスペクトして書かれた作品だそうだ。壱之助が変装をして情報を仕入れたりライバルを出し抜くのは、確かにルパンっぽい。狙うお宝も天下を泰平にする五つの宝で、スケールがでかい。壱之助に恨みを持つ、美貌の女賊・お蘭との駆け引きがメインに展開。かなり楽しく読んだが、全体の印象としては、登場人物のお披露目編といった感じ。「五宝争奪」に関しては決着がつくが、壱之助チームの面々はもっと活躍してほしかったし、尾を引きそうな因縁あり。できればシリーズ化してほしいなあ。2021/12/21
外道皇帝
1
もっとミッション・インポッシブルみたいな奇想で宝を盗むのを期待してたのだが、盗み自体はありきたりで少し期待はずれ。2022/03/27
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- 和書
- 美姉・蜜あそび 双葉文庫




