ハヤカワ文庫JA<br> その日、絵空事の君を描く

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ハヤカワ文庫JA
その日、絵空事の君を描く

  • 音無 白野【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150314996
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人の死を観測した瞬間、その人の存在自体も抹消してしまう――自らの能力に絶望する佐生。彼女は同級生の東江に最後の告白を……

内容説明

高校のただの同級生のはずだった―病院を抜け出した彼女に会うまでは…東江くん、わたしがもう少しで死んでしまうかわいそうな女の子だって言ったら信じる?佐生は冗談ぽく言うけど、もっと信じられない告白をする。彼女が人の死を観測した瞬間、その人は世界に存在したことさえ抹消される、と。佐生は消してしまった人たちの存在を取り戻そうとするが、彼女に残された命の灯火はもう…永遠の別れそして永遠の証の物語。

著者等紹介

音無白野[オトナシハクノ]
1996年生まれ。第23回“春”スニーカー大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

35
死を観測した瞬間、その存在を世界から抹消してしまう目を持つ佐生梛。余命宣告され消してしまった人たちの存在を取り戻そうとする彼女が、カメラアイを持つ同級生・東江夏輪と出会う青春小説。弱りかけの捨て猫を救おうとして抹消された二人の記憶。そして絵画教室が繋いでいたはずの二人の関係。話したことはないはずなのになぜか特別だと感じる佐生に関わり、知ってゆく彼女の秘密と悲壮な決意。不器用なやり方しかできない二人、彼女に寄り添うことを決意した東江の思いが何とも切なくて、それでも残った大切なものがとても印象的な物語でした。2021/10/10

huraki

14
誰かの死を見ると世界からその存在を消してしまう少女と、カメラアイと呼ばれる瞬間記憶能力を持つ少年が出会い、紡いでいく物語。今まで何気なく二つの目で見てきた景色と世界。死を目前にして瞳を閉じその視界が失われたとき、人は何を残せるのだろう。何もないキャンパスに色を重ねて新たな世界を形成するように。二人が過ごした確かな時間を忘れないために、そして少女が生きていた証を残すために彼らが下した決断と描いた未来に思いを馳せ涙した。2021/12/26

MINA

14
泣けますのでハンカチをご準備の上…!と好きなライターさんに薦められたもののちょっと泣くほどには入り込めなかったかな。他人の死を観測した瞬間、その人が世界から抹消されてしまう(通称ダムナティオ・メモリアエ)特殊能力を持って生まれてしまった女の子のお話。この子の名前佐生梛(さそうなぎ)というのだけど、特に名字が頁を捲るたびに読み方忘れて混乱してた(笑)人っめ二回死ぬ(肉体的な死と記憶からの消滅)とはよく言われるけど、改めて誰か何かを忘れないってどういうことかは考えさせられた。世界に確かに存在してたんだよ、と。2021/10/18

ツバサ

14
不思議能力を持つ少年、少女が力や運命に振り回されながら掴んだ結末には心揺さぶられました。また、生きていて、死ぬ時に何を残すのか考えで2人出した想いに胸を打たれました。2021/09/18

かっぱ

13
人の死を観測した瞬間その存在を世界から破壊する目を持つ少女とカメラアイを持つ少年が織りなす物語。人は忘れる生き物だ。血の繋がりがあろうと数十年もすれば人は次第に忘れてしまう。そうだとしても消えてしまっても残るものがある。なんて切なくて、なんて温かな物語なのだろう。余命宣告された梛が自身の目を使って彼女自身を破壊する道を手助けすることになる導入からもう切なさが溢れている。確かにあった二人が生きた世界。確かにあった二人が恋した時間。繋ぎ止めるように導き出した最後の16進法はただの絵空事なんかじゃない2021/11/05

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