出版社内容情報
ついにカルミアンの母星に到達したセレスを超銀河団諸族の巨大艦隊が待ち受けていた。メニー・メニー・シープの未来は、どこに?
小川 一水[オガワ イッスイ]
著・文・その他
内容説明
女王ミヒルを駆逐したメニー・メニー・シープは、ついに“救世群”との和平を成し遂げる。太陽系から合流した二惑星天体連合軍(2PA)とともにカルミアンの母星に到達したセレスだったが、そこには超銀河団諸族の巨大艦隊が待ち受けていた。果たして彼らの狙いとは?カドム、イサリ、アクリラらは、メニー・メニー・シープの未来を求めて苦闘するが―今世紀最大最高のSFシリーズ万感の完結篇、ついに刊行開始。
著者等紹介
小川一水[オガワイッスイ]
1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろとろ
69
ついにカルミアン本星に到達。セレスを待ち受けていた超銀河団諸族の巨大艦隊を撃破する。地球本星はわずか400人弱の非感染者の人間が冷凍睡眠で生きながらえているだけ。太陽系内の他の植民惑星や小惑星では冥王斑を持たない人間と持って生まれた人間と冥王斑から生き残った人間の3派でいがみあいの戦争ばかり。セレスの最終目標はカルミアン本星の衛星軌道に乗ることだが、闇の勢力を超新星で滅ぼそうとしているカルミアンの女王の計画を防止し、かつ超銀河諸族とも和解して闇の勢力と戦わなければならないという試練が待っているんだと。2019/04/04
ケンケン
58
(585冊目)2019年読み初め本。いやぁ~なんちゅう壮大な話なんだろう…強大な敵との激戦、彼らが力を持つまでの紆余曲折、アノ者たちの覚醒とそれに伴う決意そして覇権戦略と奴らの狙いは、一体…完結に向けて。ますます目が離せない!!2019/01/05
ポルコ
46
いよいよ最終章。ここにきて、初めの頃の謎なハニカムイズムマシマシな巻のアレコレが活きてきた。そしてノルルスカインが辿ってきた有り様も。にしてもミヒル、どこへ逃れたのがずっと気になっていたけれど、そうかそこに…。そしてノルルスカインが垣間見せる人間味とも言うべき言葉の数々に、最終章なのだなぁとしみじみした。ここからは最後まで一気にいくぞ!2025/05/04
ひさか
39
2018年12月ハヤカワJA文庫刊。書下ろし。シリーズ15冊目。圧倒される程のスケール感で語られる大団円へと向かう物語は、素晴らしく、面白い。たくさんのアイデア、多様な価値観世界の構築が秀逸。2020/05/11
ゆう
39
ここに来て、それそれの立ち位置と目的がはっきりして、最後どんな風に物語が落ち着くのか楽しみ。長かったけれど、ここまで読んできてよかった、いよいよあと2冊。2020/02/29
-
- 和書
- Concept Walk
-
- 和書
- コーヒー読本 ミニ博物館