出版社内容情報
ゆかりたちは、フランスの宇宙飛行士と合同で月面着陸ミッションに挑むのだったが……
内容説明
フランスが計画した、アポロ計画以来となる月面着陸ミッション。そのサポート任務につくため、森田ゆかり、マツリ、三浦茜のロケットガールズ3人は、南米ギアナの宇宙センターへと向かった。しかし、そこで出会ったアリアン・ガールズの冷徹なリーダー、ソランジュとゆかりはそりが合わず、ことあるごとに衝突してしまう。不穏な空気が流れるなか訓練は進んでいくが、そこで最初のトラブルが発生する…シリーズ第3巻。
著者等紹介
野尻抱介[ノジリホウスケ]
1961年三重県生まれ。計測制御・CADプログラマー、ゲームデザイナーを経て、1992年、ゲーム「クレギオン」の設定をもとにした『ヴェイスの盲点』で作家デビュー。以後、“クレギオン”“ロケットガール”の両シリーズで人気を博す。2002年に上梓した『太陽の簒奪者』は新時代の宇宙SFとして絶賛を浴び、短篇版に続いて星雲賞を受賞、「ベストSF2002」国内篇第1位を獲得した。また2013年、『南極点のピアピア動画』で大学読書人大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
40
ロケットガールの第3弾。今回は月面着陸。こういうふわっとした感じのSF書かせたら天下一品だなぁと。ただ、ふわっとしてるだけじゃなくて終盤の脱出に至るところは緊迫感があって秀逸。2014/04/26
miroku
22
ラストは無茶し過ぎだと思うが、これもありかな。ファンタスティックでした♪2014/05/24
パスティル
18
日仏の女子高校生宇宙飛行士による月面着陸ミッション。この手の本は、ほぼはじめて。お気楽宇宙SFの醍醐味を知りました。2015/05/31
しろ
17
☆7 フランス娘たちとの合同で月ミッション。フィクション的典型フランス娘たちとの反目を乗り越えてついに月へ。フランス娘たちの感じがある意味キャラたちまくりで面白い。そしてミッション中には案の定ハプニングがあって、日本女子三人の奮闘がみられる。月に着陸してからは、かなり本格的なハラハラドキドキも体験できて、相変わらずそこらへんのクオリティは感じられる。面白かった。2014/04/29
ドル箱
16
3巻感想、今回は希望をテーマとし、ヒトの個々の感情や感性をモチーフとして書かれている。有人月面飛行は、今、現在行われていないが、十五年前なら企画として充分あった。しかし、カルネアデスの坂の意味合いを書くとは、野尻もなかなか粋な事をしたな。起承転結はやや駆け足気味だがそう悪くはない。ただし月面の事や月の地形のマップがあれば、尚良しと(そこは一般人にはチンプンカンプン、相当のマニアなら解るが)思えた。難題のクリア方法も一応「理」には叶っているが、ご都合も捨てきれない。ま、ジュブナイル作品なのでスルー。次で総評2014/08/31
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