出版社内容情報
貴族・市民を問わず多彩な享楽文化が花開いた18C。モーツァルトも流行のゲームに熱中した。遊びの文化史に彼の音楽の源泉を探る。
【著者紹介】
1928年生。ザルツブルク・モーツァルテウム大学教授・学長。遊びの歴史研究で著書多数。
内容説明
貴族・市民問わず家庭や社交の場で多彩な享楽文化が花開いた18世紀。モーツァルトも一家・友人あげて流行の遊びに熱中した。その賑わい、情熱、笑い声が、モーツァルトの音楽に投影されている。モーツァルトは稼いだ金を遊びやギャンブルで蕩尽してしまったのか?その謎も含め、豊穣なる遊び文化の中に、天才の真の姿を探る。
目次
第1章 子供時代
第2章 射的
第3章 カードゲーム
第4章 ビリヤードと九柱戯
第5章 パーティゲーム
第6章 言葉遊び
第7章 お祭り、舞踏会
仮装パーティ
第8章 モーツァルトと富くじ
著者等紹介
バウアー,ギュンター[バウアー,ギュンター] [Bauer,G¨unther G.]
1928年生。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽演劇大学にて演劇を学ぶ。役者として活躍ののち、母校で教鞭をとるかたわら演劇学、ドイツ文学、芸術史を学ぶ。1983年~91年、同大学学長。作家としても多数の作品がある。1990年、同大学に遊戯研究所を設立
吉田耕太郎[ヨシダコウタロウ]
1970年生。東京外国語大学大学院博士前期課程修了。現在、大阪大学文学研究科准教授。専門はドイツ文化史・ドイツ思想史
小石かつら[コイシカツラ]
1972年生。京都市立芸術大学大学院(ピアノ)修了。ベルリン工科大学等に留学。大阪大学大学院修了。博士(文学)。専門は公共演奏会の成立史。現在、京都大学白眉センター特定助教(人文科学研究所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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