ハヤカワ文庫<br> マルドゥック・ヴェロシティ〈3〉 (新装版)

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり

ハヤカワ文庫
マルドゥック・ヴェロシティ〈3〉 (新装版)

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年07月06日 00時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150310790
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ギャングの世代間抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束された女、ナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。ついに牙を剥いた都市システムによって、次々と命を落としていく09メンバーたち。そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった―暗黒と失墜の完結篇。

著者等紹介

冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。マンガ原作やアニメ脚本も手がけ、ジャンルを越境して活躍。2009年、初めての時代小説『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっきん

73
うぅぅ(泣いてます)面白かったよ!二人の決別を読みたい!いや、読みたくない!の激しいせめぎ合いの中で、あっという間のグラウンドゼロ到着。わたしのライフはとっくのとうにゼロである。だが、著者は予想をかわして物語を決着させるのだ。あああ。SFの体を成しているけれど、縦横に隙なく織られた極太クライムミステリのよう。語りはスタイリッシュ。エルロイとアメコミはともかくヴァクスに影響を受けたと知って納得。そりゃあ、ツボど真ん中なはずだ。ナタリアのあの台詞ったら。ウフコックを失ったあんたの代わりに、わたしが泣いてやる!2021/02/10

明智紫苑

38
『アノニマス』を読むまでの復習としての再読。『スクランブル』の時点ですでに「男の業」を描いているが、この『ヴェロシティ』は主人公が成人男性だけあって、さらに深く恐ろしい。この凄まじさ、冲方氏がパニック状態になって失踪(疾走)したのも納得出来るな。あまり具体的に説明するとネタバレになるのだが、ある場面は蘇秦の復讐を、そして最後は呉起の復讐を連想させる。そういえば、塚本靑史氏の白起の名前は呉起に由来するという設定だったね。2016/03/28

geshi

25
クリストファーの喪失から一挙に力を失っていく09メンバー達とカトル・カールの死闘。クランチ文体だからこその時間にしては短くても濃密な場面に魅入られる。次々と明かされる衝撃の真実の釣瓶打ちで、SFでもバトルものでもなく、実はこれはハードボイルドだったのかと認識した。ボイルド求め続けた有用性の答えが、虚無の力だという事がやるせなく、ウフコックの拒絶も、ナタリアの遺した言葉も、最後に果された復讐も、あまりにも悲しい。2015/04/09

キーツ(Nob Arakawa)

17
これだけ熱量ある作品を読むのは読み手側もけっこう消耗するのだけれど書き手の消耗度合いはもはや想像も付かぬ世界であろうかと危惧してしまうほどの熱い作品であった。現代に於いてはこういう姿勢を見せない作家が増えただけなのかもしれないが、平井和正などは命削って書いてることを隠しもしなかったもんだが実際はどうなのであろうなぁ。読者としてはありがたく読ませていただくことと著作物を買い支えることくらいしか出来ぬのがもどかしい作品に出会えるのも本の虫を止められない理由の一つでもあるのよな。嗚呼白い秋が深まり往く。合掌。2015/10/23

不羈

16
何度も読み返しながら読んだ、虚無へと至る道。そう、これは、主人公のボイルドは鏡の向こうにいる風の谷のナウシカだ。 ナタリアの「愛してるわ、ディム」、この言葉に尽きる。2012/09/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5328972
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品