ハヤカワ文庫
スペースプローブ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 417p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150310028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

西暦2030年、地球に接近する長周期彗星“迩基”へと向かった無人探査機が、謎のメッセージとともに消息を絶った。有人月着陸計画のパイロット・石上香蓮は、みずからの存在に疑問を抱えながらも日々を送っていたが、ある日“迩基”の進路上に、ニュートリノ信号を発する謎の物体が存在することを知る。香蓮たち6名のクルーは、夜な夜なカラオケボックスに集い、月計画にかわる“裏ミッション”の実行計画を練るが…。

著者等紹介

機本伸司[キモトシンジ]
1956年兵庫県生まれ。甲南大学理学部卒。出版社、映像制作会社、フリーランスのPR映画ディレクターを経て、2002年『神様のパズル』で第3回小松左京賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

16
読んでてなんだか既読感があるんで調べてみると5年前にハードカバー(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)で読んでました(汗)あまり覚えていんかったで2度?楽しめました。前にも単行本から文庫に移った時に何回かやらかしています、これからぼけるともっと増えるのかな(笑) ファーストコンタクト物としては面白い発想なんだけど前半がモタモタしすぎでイマイチ乗り切れない感じでした、だから記憶が薄かったのかな?2018/09/26

ヤギ郎

14
ファースト・コンタクト系SF小説。未知なるものと出会うことについて,古今東西,憧れと恐怖心がぶつかり合うものだ。本作もその二つがぶつかり合っている様子が幾度も見られる。ファースト・コンタクト系物語において「未知なるもの」を具体的に明かされること少ないため,その遭遇までの人間ドラマを楽しむのが基本。本作は,その人間ドラマが微妙。主人公らは宇宙飛行士であるのに,なぜかみな精神が不安定。あまりおもしろくない。物語として高く評価できない。2018/02/01

あぶらや

13
近未来、彗星に向かった無人探査機が謎のメッセージを残して消息を断った。有人月面着陸計画のクルーとスタッフ6人が、その謎を追いかける為に暴走する。 前半はテンポが遅く多少退屈気味だったが、後半からは緊張感満載で一気に読み終わった。 地球外知的存在とのコンタクト、科学と宗教(思想)の対比。片鱗を描いただけだが、心踊った。 流れ星のシーンは胸に来ました。2018/05/30

みやしん

8
彗星着地自体はとんでもない偉業なんじゃないか?何かのSFで「自分の願いに傲慢なまでに貪欲でないと宇宙へは行けない」と聞いた記憶がある。にしても主人公の動機は幼稚に感じた。あれだけタンカを切ったヒロインがポッキリ折れての復活の唐突さに違和感あり。誰からも忘れられてしかし、最後にイイトコロを持っていった船長の裏の裏に相当する表側での暗躍(結末はうやむやなんだよなあ)は、自分の事しか考えていない主人公とは役者が違った。2022/08/21

ひぐ

5
異色宇宙SFと帯にはありましたが、異色っていうのはどのへんなんだろうか?登場人物が大人になりきれていないあたり?天才とバカは紙一重とはよく言ったもので、この場合の登場人物はどっちにカテゴライズされるのか。題材自体は面白そうなだけに惜しい。2013/08/31

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