内容説明
外遊中のカナコ王女は、明石原人見物のため兵庫県明石市大久保町を訪れた直後に誘拐されてしまった。偶然彼女を救い出したのは、大久保町に住む大学生の芳裕。二人一緒に逃げ出したはいいが、芳裕が王女を遊拐したのだと町中に誤解され…。謎の誘拐犯に王女の侍従や騎士団が加わる追走劇の中、どんどん王女に惹かれていく芳裕。身分違いの恋ははたして実るのか?書き下ろし番外篇付きの大久保町三部作、感動の最終巻。
著者等紹介
田中哲弥[タナカテツヤ]
1963年兵庫県に生まれる。1984年「朝ごはんが食べたい」で星新一ショートショートコンテスト優秀賞受賞。1987年関西学院大学大学院修士課程修了。吉本興業の台本作家となる。1991年コピーライターに転職。1993年『大久保町の決闘』で長篇デビュー。続く大久保町三部作で偏った人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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