ハヤカワ文庫<br> 月光とアムネジア

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ハヤカワ文庫
月光とアムネジア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150308599
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

60年間、誰にも姿を見られることなく殺しを続けてきた伝説の殺人者、町田月光夜が“レーテ”に入った。“レーテ”とは、入りこんだ者の記憶を三時間ごとにリセットし、重篤な認知障害を引き起こす特殊空間が、直径数キロ以上にわたって出現する現象なのだ。月光夜を追って“レーテ”に進入した捜査部隊は、謎の少女をはじめ次々と奇怪な現象に遭遇する!余人の追随を許さぬ、牧野修の、複雑怪奇ミステリアス幻想長篇。

著者等紹介

牧野修[マキノオサム]
1958年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部卒。高校時代に筒井康隆主宰の同人誌『ネオ・ヌル』で活躍後、1979年に“奇想天外新人賞”を別名義で受賞。数年の沈黙ののち、1992年に“ハイ!ノヴェル大賞”を長篇『王の眠る丘』で受賞、同書にて“牧野修”としてデビュー。1996年、特異な言語感覚に満ちたドラッグ小説『MOUSE』で、高い評価を得る。1999年、『スイート・リトル・ベイビー』で、第6回日本ホラー大賞長編賞佳作を受賞。2002年、『傀儡后』で、第23回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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眠る山猫屋

20
再読。記憶が三時間ごとにリセットされ、脳に深刻な後遺症を残すレーテ現象。広範囲に起きるこの現象に捲き込まれた主人公は、60年以上にわたって活動する伝説の殺し屋・町田月光夜を追う部隊の一員として、レーテ現象に覆われた山中に向かうが・・・。 椎名誠さんのSF ワールドのようなワードが散りばめられ、独特な世界観が圧巻。牧野修さんのおどろおどろしい世界に次第に移行して行く様に引き込まれてゆく。月光夜の正体、記憶が虫食いになってゆく主人公たち、仲間に隠れた裏切り者。後半に向けヒートアップ。2016/07/07

CCC

8
本気でやればすごい作品になったかもしれないけれど煩雑さを嫌って読みやすくした結果、佳作に落ち着いたという印象。設定は面白いのだけれどSF的迫力には欠けていた気がする。変則ミステリーとして読んだ方が面白いかも。2013/12/29

いと(旧HN:shotgun)

8
突如発生する<レーテ>と呼ばれる空間。その中では3時間毎に記憶がリセットされてしまう。『月光夜』と名乗る伝説の殺し屋が<レーテ>の中に逃げ込んだと聞いた捜査隊は『月光夜』を追い<レーテ>の中に侵入する…。独自の世界観と<レーテ>にまつわる設定で混乱し易いが文量も少なくサクッと読める。3時間毎に記憶がリセットされるという状況下で人が次々と殺されていく謎が他では見ない展開でミステリとしても楽しめる作品でした。2013/03/26

Ai

7
記憶が3時間ごとにリセットされる特殊な環境で、ある殺し屋を追う。特殊な設定もおもしろかったけど、軍備を備え、隣県とドンパチやる物騒な設定に萌え。2021/07/15

サト

6
三時間ごとに記憶がリセットされる空間〈レーテ〉に逃げ込んだ殺人者を特殊部隊が追うSFミステリ。摩訶不思議な世界観が魅力で独特な言語センスが不気味に光る。サスペンス重視でありながら、犯人当ての推理を含んだ疑心暗鬼の展開もあって堪能した。難解な展開に戸惑うけれど、明かされる真相は簡潔でなるほどと膝を打ちたくなる。レーテの設定と殺人者の謎が繋がるのは飛躍があるものの見事。やや疑問が残り、ハッピーエンドともバッドエンドともなんとも言えない結末だけれど、それが良いほうに余韻を残していた。風野春樹の解説も興味深い2012/01/31

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