ハヤカワ文庫<br> 花図鑑 〈1〉

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ハヤカワ文庫
花図鑑 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150307547
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

野のこ

35
清原さんは最近になって知って絵の丁寧な描写と美しさ可愛さに惹かれて借りました。花のタイトルの性を意識したオムニバス。男女交際って無限の可能性があるのね!としみじみ。時代を感じる内容もありますが、いろんな関係性があって面白かったです。アイデアがすごくてますます好きな作家さんになりました。印象に残ったのは「かえで物語」2人の女の子の人生、三角関係になりながらも上手くおさまって素敵関係性でした。金木犀の花を枕に入れる、ふわりと髪が香る出会いのお話も最後できゅんとしました。またナマズの生態 にはびっくり。 2018/01/13

たまこ

3
タイトルに花が入っている短編集。ひとつずつの話の内容がとても濃い。「大人未満の少女たちのお話だけ」というのに納得!! 私が特に惹かれたのは、「ばら色の人生」の「世界中のおかまを敵にまわしても本物のおかまになって愛を伝えたかった」と、美少女のあごにうっすらと青ひげが出てくる場面。それと、「かえで物語」の老後までいっしょの二人の関係が特別感あふれていて素敵ったらない。どれも変化球ばかりに見えるけど、少女の心の純粋複雑さを鑑みるにその実、ザ・少女漫画だと思う。2018/10/08

ジェミジェム

3
古本屋で可愛い表紙とタイトルにビビビッと来てなにもしらないまま購入。一目惚れしたものがほんとに素敵だったときのよろこびったらない。たのしかった、しあわせだった。こういう空気を感じていたくてわたしはすこしばかし古い少女漫画をよむのだなあ。悩んでいられるってしあわせよね。若者の特権だもの。いつまででも少女のようにふらふらしていたい。いちばん好きな話は「ばら色の人生」。ボリュームたっぷりの文庫版で心のおなかがいっぱいになった気分。2015/02/02

こりんご

3
1992~1994年の作品で、1話づつ違った花をモチーフに描かれたオムニバス。〈かえで物語〉みたいに、おばあちゃんになっても一緒にいられる友達に出逢いたいなぁと思います。この漫画家さんは初めてだったのですが、絵柄の割に大人なテーマなのでびっくり!巻末の描き下ろしで知った経歴にも驚きが!!「大学で実験補助のパート」って・・・。2012/01/28

まを

3
清原なつのを読みたいと思ったら、タイミング良く地元の書店に入荷していた。一話ごとにボリュームがあって読みごたえがある。性とか、女の子の抱えがちな悩みとかがテーマになっていて、当時はどんな評価だったんだろう。私は望月花梨とイメージが繋がる。2012/01/18

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