ハヤカワ文庫
小池真理子のラウンド・ミッドナイト―小池真理子短篇ミステリ傑作集〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150307097
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

社長令嬢との結婚式を目前にした平凡なサラリーマンの史郎は舞子と名乗る魅力的な女を新居の豪華マンションに連れ込んだ。彼にとっては独身時代最後のちょっとした遊びのはずだったが…幸福の絶頂から些細なことで一気に悲劇の結末にむかう恐怖を描く「梁のある部屋」をはじめ、「小池ミステリ」第二期の代表的短篇を選りすぐった傑作集。巻末には執筆当時の思い出を綴った特別書き下ろしエッセイを収録したオリジナル文庫。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yu。

23
著者のフィールドに入ったら善も悪もない… 最後はお得意のどんでん返しで皆を容赦なく奈落へと突き落とす苦味満載の5つの倒錯劇。お気に入りは、狙う者よりも狙われる者の方が一枚も二枚も上手な皮肉塗れのトホホ劇「四度目の夏」。ほんの火遊びが将来を約束された梯子を自ら外すハメとなるドタバタ転落劇「梁のある部屋」。2016/10/29

星落秋風五丈原

8
社長令嬢との結婚式を目前にした平凡なサラリーマンの史郎は舞子と名乗る魅力的な女を新居の豪華マンションに連れ込んだ。彼にとっては独身時代最後のちょっとした遊びのはずだったが。幸福の絶頂から些細なことで一気に悲劇の結末にむかう恐怖を描く「梁のある部屋」をはじめ、「小池ミステリ」第二期の代表的短篇を選りすぐった傑作集。巻末には執筆当時の思い出を綴った特別書き下ろしエッセイを収録したオリジナル文庫。 2003/03/04

cithara

3
『四度目の夏』のみ既読。結末を忘れていたので再度楽しめた。毎回のことだけど、小池真理子の作品を読んでいるときは毎回動悸が激しくなる。主人公と同じように自分も追い詰められて脂汗が流れてくるような気がする。この作品では油蝉の鳴き声がじりじりとした緊張感を高める効果を上げていると思った。そして子供の描写は可愛げがなく、幽霊のように不気味。小池氏の作風はだいたいいつもこんな風だが、小池氏自身は書いているとき平静でいられるのだろうか? 最近の作品は長編が多いけど、氏の今の短編も読んでみたいと思う。2014/04/06

jazztro

0
短編ミステリー。 一つ一つ凝った内容。 だがしかし、長編ミステリーに慣れているため、一冊の中で何人も死ぬことにうんざりした。 読みやすく中身が濃いので、今度は長編を読みたい。2015/08/27

ぴ〜ちゃん☆

0
面白かった〜(*´∀`)ノどの話も主人公に同情しちゃった…自業自得でもあるんだけどね(^-^;2014/02/25

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