ハヤカワ文庫<br> 邪神帝国

ハヤカワ文庫
邪神帝国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150306236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

最も残虐な人間と、最も邪悪な神々が手を組み、史上最悪の軍隊が誕生した。とどまるところを知らぬ悪鬼の所業は世界を震えあがらせる。激動の時代、急激な勢力拡大を果たしたナチスドイツ。しかしその背後には、知られざる闇の力が存在していた。その禁断の力にふれたものはみな奇怪な運命に翻弄されてゆく…史実と虚構をたくみに織りまぜ、異形のものどもの存在を描き出した戦慄の魔術的連作集。邪悪なる七篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MarsAttacks!

10
「インディー・ジョーンズ」や「ジョジョの奇妙な冒険」の影響か、ナチスドイツとオカルティズムの組み合わせは、不謹慎かもしれないがワクワクするものがあります。この物語はオカルティズムの部分にクトゥルフ神話を組み込んだ、なんか贅沢な連作短編集です。オカルティズム・クトゥルフ神話の薀蓄に、歴史上の人物や出来事を絡ませ、まさに直球ストレートなクトゥルフ神話を楽しめました。2011/09/27

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6
**ネタバレ**悲惨なユダヤ人大量虐殺が一番印象にあるであろうナチスドイツ。映画『インディ・ジョーンズ"失われたアーク《聖櫃》"』でナチスドイツが聖櫃の発掘を進めているという話にある様に、オカルト結社の側面を持つナチスが魔術的なものを軍事戦略に取り入れ、その魔術が呼びこんだ邪神によって滅ぼされていくという流れをまるで歴史小説であるかのように読むことができる。史実と虚構が融合し、まるで真実がそうであるかのように錯覚してしまう。ナチスドイツとクトゥルー神話を融合させた傑作短編集。2012/04/09

5〇5

5
クトゥルー神話とナチスのオカルティズムが見事にかみ合った、あやしいムード満載の短編集だ。作品ごとに視点が変えてあり、さらに切り裂きジャックや吸血鬼が取り込まれていて著者の遊び心も感じられる。史実を絡めながら怪しげな注釈を付け加えることで奥行が生まれてくる。まるごと一冊で、多角的に邪神ナチズムの世界を堪能できるのも楽しい。😉2024/08/18

Ai

4
ナチスとクトゥルー は、なんて相性がいいのだ。『狂気大陸』『ギガントマキア1945』がお気に入り。圧倒的な注釈は、まだまだ勉強不足を実感するとともに、クトゥルー 神話の奥深さがあってワクワクする。2018/06/11

青葉麒麟

4
表紙からしてたまらない(^^)ナチスとオカルトの組み合わせって物凄く面白い題材だと思う。本当に実際やってたんじゃなかろうか(^_^;)どうしてドイツ人はそこまで自分達の民族が優秀だとひけらかしたいのかな?魔物のぐにゅぐにゅの触手がキモい。2013/03/24

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