出版社内容情報
セイン師のもとで魔術師実習生としての勉強を続けるシオニー。だが、禁断の術を操る者たちに彼女の秘密の力を気づかれてしまう!
内容説明
紙の魔術師になるべく、セイン師のもとで実習にはげむシオニー。セイン師と親密になる未来を占いで視たが、現状はただの師匠と実習生の関係だ。そんな彼女が見学していた紙工場が、何者かに爆破される事件が起きる。やがて、禁断の血の魔術の使い手たちがシオニーを狙っていると判明する。彼女の秘密の力を邪悪な魔術師たちに気づかれてしまったのか…?赤毛の魔術師実習生が活躍する、“紙の魔術師”シリーズ第2弾!
著者等紹介
ホームバーグ,チャーリー・N.[ホームバーグ,チャーリーN.] [Holmberg,Charlie N.]
米国ユタ州に四姉妹の次女として生まれ育つ。ブリガムヤング大学で英語を専攻、副専攻として編集を学んだ。2010年の大学卒業後、結婚、出産、子育てのかたわら書きあげたのがデビュー作『紙の魔術師』である
原島文世[ハラシマフミヨ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
76
今回はシオニーが邪悪な切除師たちのターゲットにされる。守ろうとする周りの意見に耳を貸さず、突っ走るシオニー。ついアヴィオスキー師の目線で見てしまい、腹立たしくなる。今回のバトルは前巻にも増して怖くて痛い。折り紙の手裏剣は武器としては頼りなさ過ぎるよ。2020/07/14
ゆう
35
三部作の真ん中。新たな魔術師に狙われるシオニー。今回も紙の実習とか実習生らしいシーンはあまりなく。ストーリー説明に「実習にはげむシオニー」ってあったけど、あれ?ドコソレ?あっという間に血生臭い出来事発動。痛いよ。シオニー無鉄砲すぎ。いい子に実習してようよー。見たいよ、普通の修行の様子も。そしてなんとまさかのロマンス展開。なんか早くない?ロマンス生まれるの(笑)前回深いところまで覗いたからって話し方とか呼び方とか、なんなんだ、この早いラブ展開は。と突っ込みつつ、次も購入済みのためこのまま三部作のラストへ。2018/04/02
宇宙猫
29
★★★ タイトル通り今回は硝子の話。身勝手で他人の事を考えない主人公が嫌い。無謀なくせに肝心なところで意気地がないのにもイライラする。日本なら15、6歳くらいの設定だろうから、まだ納得できるんだけど。2018/05/13
ぐっち
27
紙工場の見学からのいきなり爆破シーンと、今巻も派手な幕開け。ハラハラしながら読み進んじゃいますね。前回はまだしも今回は一人で行かなくてもいいんじゃないかなとも思いつつ、シオニーはものすごい魔術師になりそうですね。エメリーとの仲も一歩前進?2018/06/10
しゃお
26
シリーズ2作目。前作での冒険を経て師匠の事をエメリーと呼ぶようになったものの、二人の仲は縮まってはいるけれど思うほど親密な関係にはなれないところに思い悩むシオニー。そんなシオニーとエミリーの微妙な関係と魔術師としての修行の様子をもっとじっくり見てみたいところでしたが、シオニー自身がある人物から狙われた事から自ら向う見ずにも危険に飛び込みます。無鉄砲なのもいいですが、そういった責任感もシオニーの魅力なのかな。さて、タイトルの意味が示唆していたものが判明し、その秘密を抱えたシオニーにはどのような未来が…?!2018/04/08




