内容説明
リフトウォーが終結して20年。平穏を謳歌する諸島王国に、隣国・大ケッシュ帝国から女帝の誕生祝賀会の招待状を携えた使者がやってきた。19歳になる双子の息子、ボリクとエアランドの無鉄砲なふるまいを憂えたクロンドル公アルサは、ふたりを使節として派遣する。冒険の予感に胸を膨らませて意気揚々と旅立つ王子一行だが、そこには恐るべき陰謀が待ち受けていた!美しき王子たちが繰り広げる、華麗な幻想冒険活劇。
著者等紹介
岩原明子[イワハラアキコ]
東京大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
18
セサノンの戦いから19年。世代も変わって、今度の主人公はアルサの双子の息子たちボリクとエアランド。やんちゃに育ったお血筋の若様が、特使として派遣された大ケッシュ帝国で帝座を巡る陰謀に巻き込まれて・・・というお話。ジミーが37歳!しかも意外な人物と結婚しちゃう展開にビックリ。今度はスーリがジミーみたくなるのかな、と思っていただけに残念。あと、ロックリアも悲しかったなぁ。珍しく喪失の痛みが強い読後感でした。双子がこの後、歳の離れた弟ニコラスの優しいお兄ちゃんになってくれそうな所が救いかな?2010/09/05
R2
5
<リフトウォー第二幕>ボリクとエアランドの双子の兄弟がケッシュ王国に使節として出向く。弟エアランドは政治問題に直面し、兄ボリクは砂漠にスリに海賊との遭遇があって冒険要素が濃い。次に何が起きるかわからない、今日どう生きようかと考えるギリギリの方が面白い。2015/03/13
Ta
0
砂漠越えてからは一気。そこまでは双子の甘さにイライラ。2008/07/10
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