出版社内容情報
「はじめまして?いえ、あなたは反ミーム部門の一員です」
――異常な存在”アンノウン”を収容・研究する秘密組織〈機関〉。その反ミーム部門が扱うのは、対峙した相手の記憶や記録から自らを抹消し、認識されることを拒む存在である。それがいま人類世界を侵蝕しようとしている。取りこまれれば自身の存在自体すら消去される相手に、部門を率いるマリー・クインはどう立ち向かうのか?
ネット発、衝撃の本格SFホラー
【目次】
内容説明
「はじめまして?いえ、あなたは反ミーム部門の一員です」―異常な存在”アンノウン”を収容・研究する秘密組織〈機関〉。その反ミーム部門が扱うのは、対峙した相手の記憶や記録から自らを抹消し、認識されることを拒む存在である。それがいま人類世界を侵蝕しようとしている。取りこまれれば自身の存在自体すら消去される相手に、部門を率いるマリー・クインはどう立ち向かうのか?ネット発、衝撃の本格SFホラー。
著者等紹介
クォンタム[クォンタム] [qntm]
英国在住の作家。ソフトウェア開発者として活躍するかたわら、SF小説を執筆する。ネット上の創作コミュニティ「SCP財団」サイトで発表した、本書の原型『反ミーム部門は存在しない』が話題になり、大幅バージョンアップのうえ大手出版社から出版された
鳴庭真人[ナルニワマサト]
1984年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
75
異常な存在“アンノウン”を収容、研究する組織〈機関〉そしてその「反ミーム部門」による壮絶な戦いの記録。SCP財団サイトで発表された話題作をまとめ直したというこの作品はカオス、かつ深淵を覗くような物語。ここでは記憶があやふやで人間関係が曖昧模糊としているのが謎だったがそれもそのはず、彼らが戦うのは対峙する人間の記憶や記録を抹消、認識されることを拒む謎の存在。この存在が今世界を侵触しようと人類を狙ってきたのだ。誰も覚えていられない未知の敵と人類滅亡をかけて戦う、概念世界をぶっ飛ばす壮大なスケールのSFホラー。2026/09/26
sin
57
反ミームと云う遠回りな表現をするからわかりにくいが、これは強力かつ広範囲な認識阻害能力を持った存在であり、その存在を日本人なら妖怪と認識するであろうか?いや、神であろう…と考えながら読んでいたら中程で“神”と云う表現が顕れた。認識阻害する存在を、認識することで危害が及ぶと云う矛盾があり、圧倒的なその存在に対抗手段は忘却でしかなく、その忘却すら対抗の本質を遅延させる。後半、物語からの退場を余儀なくされた人物に焦点が据えられて、彼の行動が人類の行く末に影響を与えるのだが、物語はやはり忘却に依って幕を閉じる。2026/08/30
tosca
38
「不詳存在」から人知れず世界を守っている秘密機関、彼らは『自身の情報を隠蔽し関わった者の情報を喰う怪物』と戦っている…というストーリーは面白いんだけれども、自分の頭では理解不能になる場面も多く、非常に敗北感を感じる読書であった(笑)だって、『彼は自身の基本的なミーム的識別子を作り、それを改良して概念空間で焦点を絞り、目分量でピントを合わせると、そこに自分がいた』って、文章を読んでも日本語の意味が分からないですよ、これは!これを理解できる脳が欲しかった。反ミームの餌にもなりやしない粗脳でございます(;_;)2026/09/06
Kin
32
⭐️4 内容は知っていたので実質再読だけどやっぱり面白い。反ミームとは、人間の記憶や記録から自らを消し去り、情報の拡散や伝染を阻止する性質を持つ概念、または情報。この反ミームというアイディアが秀逸。「記憶」をテーマとして壮大な規模の脅威と戦う物語としても、夫婦の愛の物語としても面白かった。元はSCP財団で連載されていた記事を長編小説としてよく纏めてると思いつつ、固有名詞が変わってるのは少し読みづらく感じた。2026/08/30
しゃお
28
SFでありホラーでもありクゥトルフ神話のようにも感じ楽しめました。ミームとは逆に相手の記憶などを抹消し認識されることを拒みながら浸食していくものに対抗する反ミーム部門。その知られざる戦いの模様はゾクゾクするものが。記憶を失い認識すらできないアンノウンにどう対抗するのか。既に人類はこの戦いに負けているのか。負けた世界でどう戦うのか。クイン・サーガともいうべき概念と概念の戦いは、正直全てを理解するのは難しいけど、それでもエヴァなどのアニメに親しんできた者は、その雰囲気や概念を 楽しめそう。映像でも見てみたい。2026/09/27




