出版社内容情報
新天地を求める三体文明の侵略艦隊が太陽系
に到達するのは四百数十年後! 危機に直面
した人類は衝撃の「面壁計画」を発動させる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
人類に絶望した天体物理学者・葉文潔が発信したメッセージ。それを新天地を求める異星文明・三体文明が受信、千隻を超える侵略艦隊を組織して太陽系到達が四百数十年後と判明する第2弾上巻。未曾有の危機に直面した人類による国連惑星防衛理事会の設立、三体文明から送り込まれた智子に監視された人類が状況を打開すべく発案した「面壁計画」と4人の面壁者。それらしい経歴の3人に比べて一見平凡な羅輯でしたけど、宇宙社会学が今後のカギなんですかね…知恵比べ的な駆け引きもなかなかですが、冬眠後の世界や破壁人の動きも気になるところです。2024/04/29
芹沢べん
4
面白くて、もう上巻を読み終えてしまいました、下巻があるとはいえ、三巻の発売は6月なのに…! 前回で三体星人がせめて来るぞとなりはしたものの来るのは400年後なので、それまで少しずつ準備をする人類のお話。 面壁計画でルオジーの計画がどうなるのかが気になる。2024/04/28
瀬々
2
語彙がないのですが、ずっと面白くて吃驚します。面白さが失速しません。果たして下巻ではどのように進むのか、私の思考回路では全く想像できないのでとても楽しみです。羅輯をかなり好きになってしまいました。史強との関係性がいいよなあと感じます。わくわくしながら下巻を読み始めようと思います。三部の文庫は6月発売予定ですが、待てずにハードカバーに手を出す未来が容易に見えます。2024/04/26
Tanabata
2
通勤時間がもっと長ければいいのにと思うくらい夢中になって聴いた☺︎(Audible) なるほどこの展開だと人類以外はビジュアル化しなくてもイケるね!ものすごく攻撃や破壊や殺戮を繰り返した挙句なんともハッピーに収まったので驚いた。でも、Ⅲがあるんだ…不安…2024/04/22
Ryo0809
1
四世紀後に地球に到達する異星文明・三体。地球では面壁計画を発動し、四人を選ぶ。智子に感知されないように全くの極秘裏に進めなければならないのだ。地球三体協会(豪華このうえないキャスティング!)の妨害・暗躍も始まる。面壁者ルオ・ジーの創り出した楽園と苦悩を中心に描きつつ、周辺のキャラクターを疎かにしない筆さばきは見事。冬眠前に人工ウイルスに感染・重篤化したルオ・ジー。果たして送信したメッセージは打開策となるのか、下巻へと読み進めずにはいられない。2024/04/24