出版社内容情報
《シマロン》に乗るグッキーらは惑星サトラン星系に到着し、助けを求める謎の隠者との接触に成功。その正体は驚くべき人物だった
内容説明
隔離された故郷銀河をめざす最初の突入が失敗に終わったあと、銀河系船団は恒性へロスの第二惑星サトラングに向かった。“隠者”を名乗る謎の人物からの救難信号を受身したからだ。惑星に到着するや、グッキーは独断でただちに地表へと向かう。信号によれば、その隠者は死の危機に瀕しているらしい。グッキーはさまざまな場所を探すが見つからない。ようやく隠者を発見するが、細胞活性装置を強奪されたその人物は…!?
著者等紹介
鵜田良江[ウダヨシエ]
1970年生、九州大学大学院農学研究科修士課程修了、独日・英日翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
6
標題作である前半は、救難信号を発したサトラングの隠者捜索にあたったローダンらの活躍を描く。グッキーが発見したサトラングの隠者の正体にはびっくり。謎のバリアのため銀河系へ進入できない状況を打破せんものと彼が計画した壮大なプロジェクトに目を見張ると同時に、その成功を見ずして生命を断たれた隠者には胸を打たれた。後半は5分の1に破壊された《ナルガ・サント》に構築された異様な社会をめぐる物語。空白の695年の歴史がアーカイヴによって映し出され、徐々に経緯が明らかになっていく。翻訳チームに鵜田さんが復帰された。2024/01/17
そうげん(sougen)
1
ようやくこの約700年間になにがあったのかの概要がすこし明かされた。全容を知るにはまだまだだけど、情報が開示されるほどに、いまバリアの中の地球はどんな状況になっているのか気になって仕方ない。2024/01/20