出版社内容情報
クリス・ハドフィールド[ハドフィールド クリス]
著・文・その他
中原 尚哉[ナカハラ ナオヤ]
翻訳
内容説明
1973年、アポロ18号の打ち上げを間近に控え、カズ・ゼメキスはヒューストンのNASA有人宇宙船センターに軍の連絡将校として着任する。宇宙飛行士候補だった彼には特別な思いのある任務だ。最後の月着陸となる今回のミッションは、ソ連の軌道上偵察ステーションと月面探査車を対象とした軍事目的となる。だが打ち上げの直前、事故が起きた―架空のアポロ18号を題材に宇宙飛行士の著者が描いた、もう一つの宇宙開発史。
著者等紹介
ハドフィールド,クリス[ハドフィールド,クリス] [Hadfield,Chris]
1959年カナダ生まれ。アメリカ空軍テストパイロット学校をトップで卒業し、1992年にカナダ宇宙庁より宇宙飛行士に選出される。1995年と2001年に、スペースシャトルで宇宙に出る。2012年、ソユーズで3度目の宇宙飛行へ。カナダ人として初めて国際宇宙ステーション船長を務め、144日滞在した。その際、宇宙で撮影した写真や動画をインターネットに投稿し、世界的に話題を呼ぶ。国際的なベストセラーになった『アポロ18号の殺人』は、初のスリラーである
中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くたくた
38
苦節●年。やっと上巻を読了。実在のアポロ計画は17号まで。この本は実在しなかったアポロ18号が対ソ連の純軍事ミッションを担っていたとの仮想の上に、あり得たかもしれない陰謀を描く。錯綜する状況はまだ全容が見えていないが、最初の殺人の犯人は・・・。宇宙船のハッチの縁を掴んでいた手のシーンはほとんどホラー。発射前にステーキを喰ったチャドのやらかしがヒドい。どうしてもソ連側が陳腐に描かれるのは、米国小説の宿命か? さて上巻は打ち上げ前のトラブルから宇宙へ。そしてソ連軍事衛星への接近。想定外の事態だらけのまま月へ。2026/05/06
鐵太郎
31
17号でフィナーレとなってしまったアポロ計画で、アポロ18号がもし計画されていたら。そのアポロでは、単なる調査ミッションではなく、ソ連の暗躍に対抗する極秘の軍事作戦が計画されていたとしたら。その計画が、とんでもない展開により頓挫したら。 ──あり得たかも知れない過去と、ありえない現代SF世界の融合。月面上で、遠隔操作によりソ連が発見したわくわくする発見、の所で上巻は終わり。これは面白い。2022/10/02
もち
17
「おめでとう、みんな。宇宙へようこそ!」◆軍人飛行士たちによる最後のアポロ計画が始動。軌道上に到達し、月への接近前。秘密裏にロシアの偵察基地を強襲した18号だったが――。宇宙初の軍事行動の果て、交戦となり、大国はそれぞれの犠牲を払うことに。■宇宙船内での密室殺人を――という筋書きかと思ったら。ミステリというより、改変世界での派手な探査行を、緻密なディティールと急展開で飾った弩級のSFスリラーだ。現場と政治が絡み、必然として危険かつ面白い方向へ転がっていく。プロットの妙に大満足。2024/08/21
香菜子(かなこ・Kanako)
17
アポロ18号の殺人 上。クリス・ハドフィールド先生の著書。サイエンスフィクションでありミステリーでもあるアポロ18号の殺人 上。夏にミステリーを読みたくなるのはどうしてなのでしょう。暑くて眠れない夜にはアポロ18号の殺人 上はぴったり。アポロ18号の殺人 上を読むとアポロ18号の殺人 下も読みたくなるのは当然。早くアポロ18号の殺人 下が読みたい。2022/10/08
本の蟲
15
国際宇宙ステーションの船長も務めた、元宇宙飛行士の著者によるSFサスペンス。現実には幻となったアポロ18号。本作では国防省が予算を持つことで進められ、宇宙飛行士は全員軍人から選出される。月着陸に隠された秘匿ミッションは、軌道上でソ連の軍事偵察ステーションアルマース(実在)への接近と撮影、可能なら破壊するというもの。発射されたサターンVの動きに注視していたソ連。当時米国は知る由もなかったが、アルマースには(現実にも)機関砲が搭載されていた…。宇宙空間における米ソの衝突。作者経歴からくる詳細な描写がすごい(続2022/10/02




