朝日選書<br> 巨大企業の呪い―ビッグテックは世界をどう支配してきたか

個数:
電子版価格
¥1,500
  • 電子版あり

朝日選書
巨大企業の呪い―ビッグテックは世界をどう支配してきたか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月24日 09時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022631077
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C0336

出版社内容情報

格差拡大、世界経済の停滞の原因はGAFAなど巨大企業の独占に理由がある。「ネット・ニュートラリティー(ネット中立性)」理論の提唱者が現在を打開する5つの方針を提言。日本の財閥支配と戦後の日本経済の躍進についても検証。

内容説明

格差拡大、世界経済の低迷の原因は、巨大なグローバル企業による独占と寡占が進んだ結果、市場の競争原理と新規参入がはばまれ、イノベーションが妨げられたからだ―。GAFAなどのテクノロジー産業の寡占に象徴されるこの状態を説明するため、著者は独占禁止法の歴史をひもとき、19世紀末の反トラスト法から、今日の独占禁止法が置かれている状況までを概説する。日本の財閥とナチス・ドイツの経済政策についても検証、戦後の日本経済の躍進と西ドイツの奇跡的な復興こそ、財閥解体とオルド自由主義による独占排除によってもたらされた証しだと主張する。日本が「失われた30年」の低迷から抜け出せられない真因は何か。オバマ政権の国家経済会議(NEC)のメンバーとして競争政策を担当し、「ネットワーク中立性」の提唱者としても知られる著者が徹底分析する。

目次

イントロダクション
第1章 私たちの道がたどりついた場所
第2章 忘れ去られた第二次世界大戦の教訓
第3章 独占禁止運動の系譜
第4章 独占禁止法の黄金時代―一九五〇~一九六〇年代
第5章 巨大テクノロジー企業との戦い―一九八〇~一九九〇年代
第6章 新自由主義のゆるがぬ勝利
第7章 グローバル化時代の独占問題
第8章 ビッグテック台頭
結びにかえて 独占企業を解体させる五つの提言

著者等紹介

ウー,ティム[ウー,ティム] [Wu,Tim]
1972年生まれ。コロンビア大学ロースクール教授を経て、現在国家経済会議(NEC)のテクノロジー・競争政策担当の米大統領特別補佐官。専門は反トラスト法。マギル大学およびハーバード大学ロースクール卒業。元連邦取引委員会(FTC)の上級顧問、オバマ政権でも国家経済会議のメンバーとして競争政策を担当

秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒。出版社勤務を経て翻訳の仕事に。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルミの鉄鍋

3
★3 アメリカとEUの独占に対する考え方の違いが面白かった。あと、日本のイノベーションが遅れた理由も政府が独占を軽く考えてたのもあるんだろうな。考察がアメリカ、EU、日本と多岐にわたって書かれており参考になった2021/06/08

christinayan01

1
個人的には今の寡占化した時代には極めて重要な本だと思う。著者の考察は大変に鋭く的を突いている。日本のいわゆる大企業病にも触れていて、まさにその通りでしかない。あとはIBMの例の章は一番関心があった部分で、しかも相当細かく書いてくれていて勉強になりました。独占禁止による社会全体の益は計り知れない2023/10/13

takao

1
ふむ2021/12/03

鬼山とんぼ

1
非常に重要な本なのだが既読者が少ないのに驚いた。グーグルやマイクロソフトが解体・部分公有化されるかもしれないという、事の本質に気が付いていないんだな。著者はバイデン政権でIT巨人の「解体」に取り組むリナ・カーンFTC委員長(パキスタン系32歳)の指導教授で反トラスト三銃士と称される論客。独占企業が政治家と情報を支配し、庶民の自由を奪い、最終的に戦争になだれ込んだという歴史がある。だから独占禁止法が必要なのだ。レーガン政権の頃から西側世界は新自由主義に転じ、今は行き過ぎの状態。その反動を予告している。強烈。2021/09/13

ぞろElwood

0
★★★★2021/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17766643
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。