出版社内容情報
タウレクとヴィシュナが待ちうけていた《バ
ジス》に帰還したローダンは、この宇宙の究
極の謎の答えを知ることを拒否したと告げる
内容説明
遂にトリイクル9の帰還が果たされ、タクヌ星系が誕生した。このミッションを完遂したローダンたちも“バジス”に帰着した。ローダンをはじめとする深淵の騎士4名はコスモクラートのタウレクとヴィシュナに、任務が終了したので深淵の騎士の地位を放棄し、コスモクラートへの奉仕を終了すると宣言した。しかし、任務の終了を認めないタウレクらは深淵の騎士たちの翻意を促すため、かれらに数々の幻覚を見せるのだった!
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
7
「深淵のフィナーレ」と標題作の二篇収録。前半のエピソードでは、ローダンの尽力によってついにフロストルービンが本来あるべき位置に戻る。その中でまたしても”無”の勢力なる存在が登場し、シリーズに彩を添えていくようだ。そして以前にも登場した超現実学者のアンブッシュ・サトーも舞台に戻り、重要な役割を果たす。これで深淵の騎士としての役目を終えたと判断したローダンらは、タウレクにその返上を求めるがタウレクは拒否。両者の主張は平行線をたどり、深淵の騎士3名は深刻な幻覚に悩まされるのだった。以下次巻。2021/03/06