出版社内容情報
地球滅亡の後、存続をかけて強大な敵と戦う人類は、新たな惑星テラ・ノバで超文明種族と遭遇、時空通信の技術を伝授されるが……
内容説明
人類最後の惑星となったテラ・ノバに、敵の本拠星系発見との報告が入った。しかもその敵コロニーは、正体不明の超巨大航宙艦によって攻撃を受けているという。ただちに会議を開いたシャイローの前に、突如ヒューマノイド型異星人の幻視が現われた。その幻視に導かれ、シャイローはみずから敵の本拠星系に向かうことを決意する。そしてそこで目にしたのは、宿敵であるオオカミ型異星人が無慈悲に虐殺されていく情景だった!
著者等紹介
ヴェアー,ディトマー・アーサー[ヴェアー,ディトマーアーサー] [Wehr,Dietmar Arthur]
1954年ドイツのデュースブルク生まれ。1957年にカナダへ渡り、キングストンのクイーンズ大学で学び、商学士の学位を得たのち、二十年にわたって金融アナリストの仕事を続ける。2013年59歳にして『時空大戦』四部作を発表し、SF作家デビュー
月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もち
15
「二度と司令官を落胆させるつもりはない。二度は繰り返さない!」◆敵対種族を攻撃する球状戦艦が出現。交流のためのドローンは、即座に撃墜された――。時空通信の秘密。飛来する母船。遂げられた突撃。望みのない防衛戦。人類はこのまま、露と消えるのか。■熱い。AIの奮戦にここまで涙してしまうとは。新勢力により戦況は急転直下。さらにSFらしい究極の大ネタが発動し、タイトルに恥じない大活劇が待つ。時々刻々と移り変わり、書き換えられる戦争から目が離せない。2019/12/18
わたなべよしお
13
この手のB級SFが好物なので、読み続けている。まさか、こんなという展開を見せる。驚きと戸惑いがある。いったい、どうなるの?どこに落ち着くのでしょうかね、この物語。でも、きっと「4」も読むだろう。2019/09/09
SINKEN
7
【総評】★★★☆☆【感想】なかなか難しい。最初の筋から過去に戻って別の筋へと転換する珍しい?手法。タイムパラドックスものは何本か読んだけど、今までとは少し違う。ここまでよんで、最初からまた読み直したくなった。次巻がまだ図書館にないので読み直すために1巻から購入するか迷う。が、ホントの面白さは最終巻に詰まってる気がする。どうしよう、、、2020/01/06
ひさか
5
The Synchronicity War Part 3として米国で2014年4月に出版されたものの翻訳を、2019年9月ハヤカワSF文庫から刊行。シリーズ3作目。タイトな戦いの話が続きシャイロー達もたいへん。AIばかりが登場するなと思いましたが、前の戦いで、たくさんの人が亡くなっているということなのか。次巻に進みます。2020/11/14
Abercrombie
3
異星種族、いきなりの大量投入で、もうわけがわからん。オオカミ型と昆虫型はコンタクト不能だし、唯一話ができる自称平和主義者のフレンドリー種族はめっちゃうさんくさい。フレンドリー族が昆虫型から救いたいと声高に主張する(口は出すが手は貸さない)、無力なもふもふのフェリー族なんて本当にいるのか!? そして、フレンドリー族から技術供与されたタイムマシンでふりだしに戻るヽ(`Д´)ノ2019/10/17