春陽文庫 探偵小説篇<br> 金と銀

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春陽文庫 探偵小説篇
金と銀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 484p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784394980148
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ああ日本にもこういう作家がいたのか、
これなら日本の小説だって好きになれるぞと、
殆んど狂気したのであった。

江戸川乱歩(作家)


文豪が大正期に書いた珠玉の探偵小説選!

能才は銀、天才は金、芸術家の犯罪!


現在探偵作家と呼ばれているひとびとのうち、戦前派に属する作家たちの大部分が、いろいろな意味で谷崎先生の文学の影響を、ひじょうに大きくうけていることは否定できないようだが、とりわけわたしはそれがひどいようである。 では、谷崎先生の文学のどういうところがわれわれにとって魅力なのか。それはおよそ非現実的なケースを、巧妙に現実化して描出される、その魔術師ともいうべき手腕と霊筆である。 

横溝正史
(「谷崎先生と日本探偵小説」より)

あらすじ
「……けれども僕だっても道徳家であるよりは芸術家でありたいのだ。たとい君のような人間になっても、いい芸術が作れるならば作って見たいのだ」天才的な素質の画家・青野を殺すことによって、「銀」から「金」の存在となろうとする大川の姿を描く「金と銀」ほか、「AとBの話」「友田と松永の話」「青塚氏の話」「或る少年の怯れ」の全5編。ほかに藤田宜永「一級品の探偵小説」も収録。 解説・日下三蔵

装画・横尾忠則 装丁・柳川貴代

内容説明

「…けれども僕だっても道徳家であるよりは芸術家でありたいのだ。たとい君のような人間になっても、いい芸術が作れるならば作って見たいのだ」天才的な素質の画家・青野を殺すことによって、「銀」から「金」の存在となろうとする大川の姿を描く「金と銀」ほか、「AとBの話」「友田と松永の話」「青塚氏の話」「或る少年の怯れ」の全5編。ほかに藤田宜永「一級品の探偵小説」も収録。

著者等紹介

谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886(明治19)~1965(昭和40)年。東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1910(明治43)年、小山内薫らとともに創刊した第二次「新思潮」に「刺青」「麒麟」などを発表。これらが永井荷風に絶賛され、一躍人気作家となる。作品多数。近代日本を代表する文豪の一人である。耽美小説、歴史小説、伝奇小説のみならず、怪奇幻想小説、探偵小説を好んで手がけ、江戸川乱歩や横溝正史らにも多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Inzaghico (Etsuko Oshita)

4
探偵小説集と銘打ってはいるが、名探偵が快刀乱麻を断つがごとく謎を解くわけではなく、不可解な心理を読み解くほうの謎解きだ。 SFもどきというか、「友田と松永の話」も、こんなことあるわけないじゃん、と笑いながらも、、読ませてしまうのは、さすが大谷崎である。「青塚氏の話」は、年若い人気女優と結婚した映画監督の死後発見された監督の遺稿という体裁だ。人気女優の妻に変質的な愛情を抱いている中年の男に遭遇した映画監督が、そのときの出来事をつぶさに書き残していたのだ。男性の偏愛が気持ち悪すぎて、谷崎の本領発揮である。2025/03/05

dokuni_san

0
芸術家の懊悩がどこまで深いのか凡人たる自分には全く推し量れないが、ここまで突き詰めていけるのは凄いものがある。濃密な文体で読むのも大変だが、それに値する表現、文章が端々に出てくる。ちょっと退屈な部分もあるが、物語に引きずられて読み切った。2025/05/08

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