出版社内容情報
西側連合艦隊は敵艦隊を壊滅させ、地上ではケイン大佐が最終決戦に挑もうとしていた!
内容説明
重要な戦略拠点グリーゼ250星系の覇権をめぐり、いままさに二大陣営の熾烈な艦隊戦が始まろうとしていた!かたやカリフ国と中央アジア共同体の合同艦隊約230隻。迎え撃つは、西側連合と環太平洋共同体の連合艦隊164隻。この一大決戦の勝者が、今後の制宙権を握ることになるのだ。時を同じくして、中央アジア共同体は西側連合のとある植民星を制圧すべく、秘かに強大な歩兵部隊を派遣していた…迫真の戦争SF第2弾!
著者等紹介
アラン,ジェイ[アラン,ジェイ] [Allan,Jay]
ニューヨーク市在住のSF作家
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
17
前巻読んでから8年経っちゃったので、前巻で単なる志願兵から士官にまで昇進した主人公エリック・ケインが、今回海兵隊大佐として現れてもあまり違和感がありませんでした。(苦笑) しかも大佐としては若すぎる34歳といわれても、なによくある話さ、とね。──お話は、無茶苦茶。辺境を守る米国海兵隊と国威を維持する米国海軍が苦闘しますが、腐った米国政府が軍を支配するため「政治将校」を前線指揮官たちに送りこむは、政治目的のため最良の指揮官の暗殺を目論むは。しかも中国を中心とする敵国は容赦なく米国前線部隊を襲い、もう大変。2024/04/08
とろとろ
15
宇宙での艦隊決戦は、ジャック・キャンベルの「彷徨える艦隊」的、兵器は核ミサイルと実体弾とレーザーで全く一緒。そう言えば、「宇宙軍士官学校」でも兵器は一緒だから、アメリカも日本も似たり寄ったり。おまけに恒星系にワープホールだから、ジャック・キャンベルと酷似しているとしか言いようがない。惑星上の地上軍の戦闘は、これまたジョン・リンゴーの「地球戦線」のような……。いろいろ取り混ぜたってことかな。まだまだ続きがありそうだけど、もういいかなって感じ。2016/04/03
RYOU_tw4
4
戦争にまとわりつく政治的なアレやソレが描かれている割合がかなり増えたため、一巻のときと趣きが少し変わっている。2016/05/22
積読も読書
3
宇宙の戦士と銀英伝が、好きだと好きになるかも。2016/11/20
ひさか
2
2016年3月刊。シリーズ2作め。戦争に政治が介入してきて、状況描写が、一段とくどくなりましたが、ストーリの流れは面白いです。ラスト付近で、明らかになる、戦闘肥大化の原因が興味深いです。次巻でこれがどう展開するのかが楽しみです。2016/05/20