出版社内容情報
第二次大戦下のロンドンで、未来に戻る手段を失った史学生三人は無事帰還できるのか?
内容説明
2060年から、第二次大戦中のイギリスでの現地調査に送り出されたオックスフォード大学の史学生、マイク、ポリー、アイリーン。それぞれ未来に帰還するための降下点が使えなくなった三人は、大空襲下のロンドンで奇跡的に再会を果たす。助け合いながら未来へ戻る方法を探すが、ポリーには二人には言えない秘密があった…。前作『ブラックアウト』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞に輝いた傑作歴史観察SF。
著者等紹介
ウィリス,コニー[ウィリス,コニー] [Willis,Connie]
1945年コロラド州デンヴァー生まれ。1967年、北コロラド大学卒業後、教師をつとめるかたわら小説を発表しはじめる。タイムトラベルSF“オックスフォード大学史学部”シリーズの第1作「空襲警報」(1982)でヒューゴー賞/ネビュラ賞を受賞。シリーズ初長篇『ドゥームズデイ・ブック』(1992)は、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞の三冠を達成した。1998年発表のシリーズ長篇第2作『犬は勘定に入れません』でヒューゴー賞/ローカス賞を受賞
大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もち
42
「わたしたち、これから大親友になるのよ」◆四人目の史学生の居場所は、大戦の雌雄を決する場所だった――。ロンドンが爆ぜた日、ポリーたちは賭けに出る。大聖堂での空中戦。路地駆ける救急車。鎮火できない煉獄。擦れ違った末、ポリーが目にした「色」は。■どうやっても運命が許してくれない、もどかしい循環。挿入されるVEデイの美しさと謎、救急部隊の恋の顛末、諜報作戦の見えない雲行きも練り混ぜて、刻々と最終ラインへと近付いていく。善意や思い遣りさえも、連続体は無碍にするのか。分を尽くした先、時間軸は彼女に別離を突き付ける。2017/05/11
geshi
32
『ブラックアウト』でタイムトラベルした3人が出会うまでが描かれた分、やや停滞感があり読み進めるのが若干しんどかった。行き違いや思い違い・思い出せそうで思い出せない事のモヤモヤは正直、またそれを続けるの?と思ってしまう。3/4程でようやく話が進み始めると、一気に爆撃の中の命がけの人探しクライマックスになだれ込み、事態のエクストリームさにどうあってもテンション上がる。危機的状況の中で一旦3人の別れさせ、視点を巧みに動かすストーリー構成が技あり。2015/12/19
Small World
22
合流した後でも、次々とピンチがあって、ホントに会えるのか?シーンの連続で疲れますねw。ただ、この感じこそがシリーズの醍醐味なんで、楽しみながら読了です。久しぶりにダンワージー先生の登場が嬉しかったし、まさかのアガサ・クリスティ!楽しませてくれました。さて、長いシリーズもあと一冊になってしまいました。戦争の息苦しさも含めて、オールクリアとしてほしいところです。2020/08/08
抹茶モナカ
21
分厚いタイムトラベル物の上巻。コツコツ読み継いでいるけれど、個人的な読書の傾向からすると相性が悪くて難読な本で、なかなか読書の愉しみを得られない。思わせぶりなシーンの連続が延々続くので、分厚さ自体から「どうせ、これも前振りなんでしょ?」と思ってしまって、ワクワクはしない。多分、一気に読む時間が取れれば、集中して読めて面白いのかもしれないけれど、日々の小間切れの読書時間で読み継ぐと、もう少し、学ぶ悦びのような感じが欲しいような、無理に引き延ばされたエンタメ感という印象だけが残って切なくなった。2019/09/29
メセニ
18
すれ違いの連続、終始「あー、もうっ!」な展開で主人公三人の窮地は『ブラックアウト』から変わらないんだけど、やっとこさ色んなことが分かりかけてきたから拍車がかかるし、あの悪ガキ二人がなんとも頼もしかったな。兎にも角にも下巻へゴー。感想はそっちで。2018/10/16
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