ハヤカワ文庫<br> タイム・シップ (新版)

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ハヤカワ文庫
タイム・シップ (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 729p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150120085
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

時間航行家は再び未来へ旅立った……「タイム・マシン」をアップデートした量子論SF

内容説明

1891年、時間航行家は再び未来へ旅立った。タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行で出会ったエロイ族のウィーナを救うためマシンを再起動し、西暦80万2701年の未来をめざした。だが、彼がたどり着いたのは高度な知性を有するモーロック族が支配する異なる時間線の未来であった。H・G・ウエルズの名作『タイム・マシン』刊行百周年を記念して書かれ、英米独日四カ国のSF賞を受賞した量子論SFの傑作。英国SF協会賞、フィリップ・K・ディック賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、クルト・ラスヴィッツ賞、星雲賞受賞。

著者等紹介

バクスター,スティーヴン[バクスター,スティーヴン] [Baxter,Stephen]
1957年、リバプール生まれ。ケンブリッジ大学で数学の学位を取得後、サウサンプトン大学で工学博士号を取得。学生時代からSFを執筆し、1987年“インターゾーン”誌掲載の短篇「ジーリー・フラワー」でデビューした。この短篇に始まる壮大な宇宙年代記“ジーリー”シリーズは、新世代のハードSF作家として注目を集めた。『タイム・シップ』(95)は、H・G・ウエルズの古典的名作『タイム・マシン』刊行百周年を記念して、ウエルズの遺族の公認を受けて続篇として執筆された

中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

130
読後に解説にいってから、ウェルズの「タイムマシン」へのオマージュ的続編(タイムマシン刊行100年後)と知った。当然のように語られていることが多いなと思ったのだ…。続編としての出来はわからないが、この作品単体ですでに十分面白い。小細工が効いていて、話の運びが読者を高揚させる。そして、訳が何より読みやすい。700頁以上を一気にいってしまった。本家より面白いのではないだろうか。少し時間をおいて、本家の方から始めて一気に通して再読したい。SF苦手な私でも、オススメ本に入れてしまうくらい気に入ってしまった。2017/05/24

NAO

61
H・G・ウェルズの『タイム・マシン』刊行百周年を記念して書かれた『タイム・マシン』の続編。新たなモーロック族が住む超未来もかなり荒唐無稽だが、それ以後のタイムトラベルはやりすぎてかえって陳腐になってしまっている。2019/11/12

とろとろ

16
H.G.ウェルズの名著「タイム・マシン」の続編として書かれた傑作であると紹介されているが、ウェルズでは全くふれられていない、時間旅行で発生するタイムパラドックスの問題がメインになっている。だから、話は別物だ。主人公の視点で書かれているが、この主人公の性格は好きではなかったのと、結末がなんか変というか疑問。で、最後までイライラして楽しめなかった。2015/06/22

わたなべよしお

11
まあまあ面白かった。 が、ストーリーはいまいちかなぁ。というのもタイムパラドックス問題の量子論的解決というか、解釈がテ-マで、ストーリー展開はそのためにあるのではないかと思われるからだ。 と言っても、流石にレベルは高いので十分、楽しめるけれど。2015/05/30

to_chan

8
H・G・ウェルズ『タイム・マシン』の翌日から始まるストレートな続編。前作の心残りを解消するために、再び未来へ行ったら、トンデモないことになってしまうお話。後半の、とりあえずめいっぱいスケール感でかくしてみたよ、どや、と言わんばかりの無責任さが良い。感情移入しづらい人物ばかりのなか、ネポジプフェルの存在が貴重。2020/04/18

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