出版社内容情報
ライレとともにバリュス天体を訪れたローダンとアトランは、廃墟を探索しはじめるが!?
内容説明
“バジス”はついに物質の泉の近傍宙域、“バリュス”のなかにはいった。だが、調査飛行に出た搭載艦“メンフィス”の乗員四名は消息不明のままだ。そんななか、ローダンとアトランは物質の泉に連れていくとライレにいわれ、廃墟のように見える場所にやってきた。ライレによると“バジス”から見えた無数の光点、バリュス天体のひとつだという。ところが、ローダンが都市を探索していると突然、建物や道路が崩れだした!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
eucalmelon
1
ナイマンって、なかなかの曲者だけれど、なんかどっかにいそうな性格の天才?という気がする。ひねくれものがいっぱい出てきて、人間関係がおもしろい。ローダンが選ばれなかったのは、お~っ、盛り上げてくれると思ってしまった。ローダンは葛藤の末、ソレの上位にコスモクラートが位置するという衝撃の事実で泉の向こうへ行くことに諦めがついたようだが、バジスの乗組員はそんなことを知らないはずだから、ローダンが選抜で負けたって思うよね。何を言っても、いいわけだろうって思われそうでかわいそう。2015/09/12
とうくぼやかや
1
物質の泉水に連れてくーとかいいながら、崩壊するバリュス天体をツアー。ローダンとアトランを連れ回すのが目的とか言うわけが分からん状況。挙句に実際コスモクラートに会えるのはアトランのみで、そのための訓練まで受けさせられるは、今更対抗心を抱いて挑戦するローダン。大人気ない。でも、サムカー誕生の描写を見てると、アトラン逃げてーと叫びたくなる。悪い予感しかしない。2015/07/21
鐵太郎
1
“それ”を救うことが目的だったはずなのに、なんだかぶれてるな。この本は前後共にライレに翻弄される<バジス>ご一統様のお話。後半「選ばれし者」では、ローダンが驚くほど小心で嫉妬深く俺が一番幻想を持っていることを露呈し、唖然とさせます。フォルツさん、そういう設定でいいの? あとがきは訳者として初登場の星谷馨さんのご挨拶。そういえば、語尾の体言止め、「~というもの」が見あたらなかったな。2015/05/29
llll'
0
2015/06/07