出版社内容情報
テスト稼働のさなかに突如動き始めた異星艇は、遥か銀河の最果ての惑星へと向かった!
内容説明
米国軍事顧問派遣部隊のジェイソン・ワンダー少将は、コッブ中将からの命令を受け、オード曹長とともに月軌道上の宇宙ステーション“ニュー・ムーン”へと向かった。そこにはジェイソンが捕獲した異星人の宇宙艇があり、“奇人館リング”と呼ばれる施設で研究がすすめられていたのだ。ハワード大佐の指揮のもと、初めての駆動テストに立ち会うが、異星艇が突然暴走、瞬時に太陽系を離れると、遙か銀河の果てに向かった!
著者等紹介
ブートナー,ロバート[ブートナー,ロバート] [Buettner,Robert]
1947年7月7日、ニューヨーク州マンハッタン島の生まれ。ウースター大学で地質学と地理学を専攻したのち、シンシナティ大学で法務博士号を取得。大学卒業後は陸軍に入隊し、情報士官として勤務する。除隊後は鉱物資源の探査の仕事にも携わるほか、サウスウェスタン・リーガル・ファウンデーションの理事も務めている。2004年、『孤児たちの軍隊』でSF界にデビュー
月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
12
あらららら。シリアスなあり得べき悲惨な未来図が、この第三巻で半世紀前のスペースオペラになっちゃったねぇ。テーマとしての「孤児」のかけらすらなくなってる。まァ面白ければ良しとすべきか。とはいえ、出てくる奴らが異星人に至るまでまるでアメリカ人みたいに行動するって、どこかで読んだような。ああそうか、「宇宙のスカイラーク」と「死の世界」のテイストなんだね、これ。なるほどなるほど。2015/04/06
わたなべよしお
12
結構、面白く読んだけど、「3」まで来て、展開が難しくなってきたかな。設定なども工夫されているけれど、これまでと比べると、ややトーンダウンした感がある。とはいえ、「4」が出れば買っちゃうだろうなぁ。2014/12/12
kurupira
9
壮大な話だけど、、ジェイソンワンダー視点で描かれ、庶民的な英雄像?が好感を持つ。ラストをもっと盛り上げるところをサラッと抑え気味で描いてる、、500ページを超えて短めにする必要あったのかなーー?次回作楽しみ。2015/01/25
prosecco
5
孤児3、死んで死んで死にまくった1、殺しまくった2、今回はぐっと小規模の数名で宇宙の果てで現地のホモサピエンスと協働戦線。ネメクジ星人とヒトと地球との関連が開示され、急激に大スペースオペラへ移行する転換点になったような本書、ナメクジを撃退する石ころが今後の展開のキーになるのかなぁ、と。2017/02/10
エンダー
5
今回も面白かった(^。^) 次も楽しみ!2016/03/27