内容説明
3583年4月、“ソル”は消えた地球の座標を手にいれるため、ついにテルムの女帝の故郷世界にやってきた。ヨクサ=サント星系第三惑星ドラクリオチである。全体が輝くクリスタル構造体につつまれた惑星からは、テレパシー性の誘惑信号が発せられていた。超越知性体によるコントロールを乗員たちが感じはじめた矢先、“ソル”をつかさどる統合計算脳セネカから合体していたセタンマルクトが離脱したという警報がはいるが!?―。
著者等紹介
赤坂桃子[アカサカモモコ]
1955年生、上智大学文学部ドイツ文学科・慶應義塾大学文学部卒、独語・英語翻訳者、独語通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マーム
7
ケロスカーたちとの別れは唐突で、しかも意外にあっさりとしたものだったので驚きました。この先彼らがストーリーに絡んでくることはもうないのでしょうか? 一方、ソル内でのブジョに対する“いじめ”の話。何ともはや困ったものです。 遥か未来になっても、人の革新は未だならずといったところでしょうか。2011/06/10
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
5
やっと地球の場所を教えてもらえると思ったら、また新たな試練。その試練よりもケロスカーが去ってしまい、セタンマルクトが離脱とは、まぁこれで人類の力が本当に試されるってことなんでしょうか。そして、久しぶりにグッキーとトロとの会話が楽しいですね。2011/09/13
スターライト
5
とうとうテルムの女帝の本拠惑星に到達したローダン一行。教えてもらえると思った故郷惑星テラのポジションデータは、テルムの女帝の「要請」をこなしてからだと言い渡される。2つの「要請」のうちのひとつ、第四惑星「死せる子供の惑星」にはテルムの女帝にも手を出せない問題があった…。前半は猫男ブジョの「いじめ」がからみ、後半はグッキーとイホのコンビが活躍。〈ソル〉乗員のロマンスもあります(笑)。2011/05/21
ニミッツクラス
4
ローダン日本語版401巻。カバーの魚類は積読中に何だろうと思っていたが、ケルセイレーンだとは・・花はグレノト湖のアネモネか。前編は邦題通り。ピュプノ放射と中和の薬草、プシ能力のある魔法使いのようなケルセイレーン、ケロスカーとの別れ、ソラナー同士の諍い、女帝から仰せつかった二つの任務とまさにRPG。後編は「死せる子供の惑星」。グッキーとトロトたちはチョールク船の老セイレーンを追う。緩いけど久々に面白い話。エイヴリーとカラルが同行した意味は? 老いた聖杯の母ザンヤ=ロの底力、恐るべし。★★★★☆☆2012/08/12
黒猫トム
2
再読。 テルムの女帝、ドゥールトの「依頼」ではたらく《ソル》一行 黒いクリスタルとの「戦い」 全くもって嫌になるのは、再読で思い出せるところがほとんどない点。 後半、リッキーとタロスがケンカごっこを続けるのも覚えていない。(クラッシャージョウ知ってる人前提の書き方やめろ)2023/08/19
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