内容説明
ふだん何げなく口ずさんでいる歌の中に、仏教精神に支えられた歌がある。“歌は世につれ”と言うが、ヒットした歌を味わうと、その時代の「こころ」と「考え方」や思想が滲み出てくる。明治・大正・昭和・平成のヒット曲に仏教のこころと教えを探る。
目次
第1部 民謡・唱歌・童謡(津軽じょんがら節;江差追分;庭の千草(菊)
蛍の光
埴生の宿 ほか)
第2部 歌謡曲・フォーク・ポップス(旅笠道中;流転;ヘイワオンド;星の流れに;異国の丘 ほか)
著者等紹介
長田暁二[オサダギョウジ]
昭和5年3月19日、岡山県生まれ。昭和28年駒沢大学英米文学科卒。大学卒業後、キングレコード入社、童謡担当ディレクターを振り出しに30年間に渡ってディレクター一筋道。ポリドール学芸部長、徳間音楽工業株式会社常務取締役を経て、57年10月、明治音楽企画を設立して代表取締役に、現在に至る。多くの著作を出版し、各種新聞、各種雑誌、研究書への寄稿も多い。昭和48年に、大衆芸能部門で芸術祭大賞を受賞した春日八郎の「演歌とは何だろう」の舞台構成をはじめ、ショーステージの構成、演出も多い。また、TV、ラジオの放送台本執筆、出演も有名番組ものに数多く関係している。最近では、レコードの制作ディレクターは勿論、ラジオ、TVへの出演、文化講座への講演も行なっている。昭和57年10月に出家して仏門に帰依。レコードディレクターとして音へ厳しい感覚で臨み、歌謡史研究に基づくデータ、仏門に帰依した心で、独特の音楽評論を展開している。平成19年「日本童謡協会童謡文化賞」、平成20年「板橋区民文化特別賞」を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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