内容説明
公会議を崩壊させるために戦略家ケロスカーが立案した作戦―それには、ウルトラ戦艦が必要不可欠だった。だが、戦艦の提供をアトランにこばまれてしまったローダンは、新アインシュタイン帝国の艦隊基地にある戦艦を強引に奪おうと考え、銀河の各方面に掠奪艦隊を派遣する。だが、アトランはウルトラ戦艦をすでにどこかに退避させており、掠奪することはかなわなかった。やむなくローダンはポスビに協力を求めるが…。
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
7
ケロスカーの七次元思考の長期計画が、中身を聴いてみると三次元思考の私でも十分理解できると思うのは、詳しい情報を七次元的思考で理解できないから低レベルで理解した気になっているからか?今後時間テレポーターが大活躍してくれる話が出てくると良いなぁ…2010/09/12
マーム
6
ガルト・〝ポスビ〟・クォールファートはコミカルなキャラクターであると同時にトラブルメーカーでもある。それはダライモク・ロルヴィクとタッチャー・・ア・ハイヌのデコボココンビも同じか。ケロスカーの立てた計略は80年間ラール人にバレずにやりすごすことができるのか?2010/05/29
スターライト
4
われわれでは理解できない七次元数学を用いるケロスカー。しかしこの巻を読んだ限りでは、彼らが立てた計画はすぐほころびを見せ、ローダンらはあやうく窮地に陥りかけた。彼らもたいしたことないなあ。2010/09/24
黒猫トム
2
再読。 ケロスカーのかわいい面が押し出される巻 そしてヘトソンの告知者が尻を蹴飛ばされるのは、後にも先にもここだけではないだろうか。でかしたタッチャー。 アカエイの尾のような装置、というだけで説明が完了するのはすごい。大群サイクルを即座に思い出させるからだ。そしてガルトがそもそも役に立つ男だったということが再認識される巻でもある。2022/03/29
鐵太郎
2
アトランの協力が得られぬまま、作戦を決行せざるを得ないローダン。この顛末はどうなるのか。あとがきにかえて は今回も嶋田洋一さん。twitterのこと。インターネット上のこの新しいサービスにはまっているそうな。はまった話と共に、最後にこの読みをどうするの、という話になるのは、翻訳者だからでしょうか。日本語は、欧米の言葉とは基本的なところが違います。特にタ行は三つの子音が入り交じっています。この先もこんな混乱が続くよね、とのこと。ふむ。2010/05/27
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