内容説明
セェレブ王子の暗殺を防ぎ、ティリアン公の陰謀を暴いたことで、チャリス王国に地歩を固めた地球連邦宇宙軍士官ニミュエ・アルバンの化身マーリン・アスラウェス。聖人としての地位を利用し、着々と王国の文明化を進めていく。ソロバンの導入、火薬・銃・大砲の改良、ガレー船からスクーナー帆船への移行と、次々に新機軸を打ち出していった。だが、その国力増大を危惧する教会は、チャリス王国に対し怖るべき陰謀を…。
著者等紹介
矢口悟[ヤグチサトル]
1968年生、1994年東京外国語大学ロシヤ語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユリシーズ
3
24.04.06 面白かった。ハリントンシリーズと同様にホーンブロワーシリーズのオマージュなんだろうね。「片舷斉射」は懐かしかった。次巻ではいよいよ本格的な海戦だと思うけど、「ホットスパー」は出てこないのかなぁ。ただ、登場人物か多いのと名前が読みづらい。 2024/04/06
鐵太郎
0
なんやかんや突っ込みはあったけど、結構面白かったので続けて読みました。中世の欧州的な世界を再現して、その中で超未来のテクノロジーを持った主人公が、暗黒の宗教国家群に立ち向かう正義の国に荷担して大活躍、という流れ。作者のこのノリと訳語のトンデモなノリについていけないとつらいね。歴史的・軍事的なノリはそれなりに面白いんだけど。 http://homepage2.nifty.com/Tetsutaro/Writer/W/W026.html#W026-0222010/02/04
sezmar
0
主人公の介入が本格化することで教会側の反発も強くなる二巻。 教会側に対抗するため内政をがんばる予定が予想以上に相手の動きが早く、 敵が集結して圧倒的大軍になる前に各個撃破すること味方を増せるかどうか、で終わる。 教会側もテクノロジーの遺産(嘘発見機は面白かったけど生かしきれてない気も)が あるようなので一筋縄にはいかないと思いたい。タハクシリーズは少々一方的だったし。 既存の技術をほんの少し進歩させた結果、武器の能力向上、ガレー船から戦列艦?への進化、 それに伴う戦術、戦略の進歩がなかなか面白い。 主2009/12/22
dahak172291
0
表紙を見て固まった。中身はまともです。登場人物と国が増えてカオスなので広告の裏にでも相関図やメモ作らないとカオスになりました。2010/10/16
レンズマン
0
これって3分冊だったのか・・・ついにSF文庫もか!2010/07/01
-
- 和書
- 麻雀力検定140