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一歩進んだ理解を目指す物性物理学講義

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  • サイズ B5判/ページ数 212p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784781915333
  • NDC分類 428
  • Cコード C3342

目次

第1章 第二量子化
第2章 原子・分子
第3章 共有結合
第4章 金属
第5章 金属の線形応答
第6章 固体の電子状態
第7章 超伝導
第8章 実験手法
付録A さらに学びたいひとのために

著者等紹介

加藤岳生[カトウタケオ]
1971年静岡県生まれ。1990年静岡県立清水東高校卒業。1994年東京大学理学部物理学科卒業。1999年東京大学大学院理学系研究科博士課程(物理学専攻)修了。博士(理学)。1999年学術振興会特別研究員PD。2000年大阪市立大学工学部応用物理学科講師。2004年東京大学物性研究所准教授。専門は物性理論(メゾスコピック系、スピントロニクス)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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regacian

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固体物理学の学部レベルの知識があるならかなりお勧めな書。断りがない限り、突然よくわからない関係式が降ってくることがなく、きちんと議論と計算が追えるというのが非常に嬉しいところ。多量の注釈も助けになる。細かい特徴としては以下を挙げておきたい。1)第二量子化を最初から導入し議論を進める点、2)最近の話題では必須であるものの初等的な固体物理の教科書ではあまり紙面が割かれない、密度汎関数法・超伝導の章がそれぞれある点、3)物性の実験手法を概観する章がある点、4)2022年時点の見地に基づく教科書案内が付録にある点2024/05/06

椎茸うま子

0
第二量子化形式での物性物理の教科書。とにかく議論の見通し良く書かれていて、途中で「あれ?今何の計算してるんやっけ?」と迷子になることなく、第二量子化での物性物理に慣れていける。第二量子化での電子ガス模型、線形応答理論、BCS理論など、一度はアタックして挫折した人は是非本書を手に取ってみてほしい。「第二量子化によって、物性の見通しがこんなにも良くなるのか!」という感動が味わえるはず。要所にある著者の経験に裏打ちされているだろう脚注によっても、理解が助けられること請け合い。2022/10/23

shin

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物性物理学で、大学学部の授業と研究の世界の間で自学自習しなければならないトピックの概論。それぞれが1冊の教科書になっているトピックで、闇雲にアタックすると迷い込むところを見通しよく示してくれる。2022/05/21

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