ハヤカワ文庫<br> 秋の星々の都―永遠の戦士フォン・ベック〈2〉

電子版価格
¥1,210
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ文庫
秋の星々の都―永遠の戦士フォン・ベック〈2〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 665p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150116613
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

激動のフランス革命のさなか、殺戮の嵐が吹き荒れるパリを脱出したマンフレッド・フォン・ベックは、逃走の途中、絶世の美女であるクレタの女公爵リブッサと出会う。やがて不可思議な別世界のミレンブルク、秋の星々の都へと迷いこむが、女公爵リブッサには、錬金術の秘術をもちいて聖杯を支配し、新世界を創りだそうという驚くべき野望が…表題作である長篇と短篇「フェリペ・サジタリウスの快楽の園」の2篇を収録。

著者等紹介

小尾芙佐[オビフサ]
津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

4
1793年、マンフレッド・フォン・ベックがロベスピエールの粛清からパリを逃れたところから物語の幕が開く。前巻の主人公の子孫ではあるが、こちらのフォン・ベックはご先祖様のことはあまり知らないらしく、聖杯を探す展開になるのも哲学的な理由ではなく、単に一目ぼれした女性に引きずられてというのだから、ちょっと情けない。いやはや、恋は盲目とはよくいったものだ(笑)。フォン・ベックを取り巻く面々はもちろん、クロスターハイムを中心とした悪役たちも個性的で読んでて飽きなかった。巻末の短篇は異色。2014/06/23

冬至楼均

2
前作と同様に主人公の動機が女性なのが血筋なんだなあと感じる。2015/05/10

吉兆

2
こいつは生まれ着いての悪女だ!って感じのヒロインに常にのぼせ上がっている主人公にハラハラしっぱなしでした。2010/06/07

へいがぁ

1
ほかの永遠の戦士とは違っていました。シリーズに含めることの是非を抜きにすれば楽しめました。2019/09/23

driftglass

1
俺の読書計画をみごとに吹き飛ばしてしまうほどの強烈に退屈な本。これを読まなければ、代わりに3冊は読めたと思う。永遠の戦士シリーズでうるさいほど言及される天秤は直接現れず、形を変えて聖杯と救世主の誕生をめぐる話となる。両性具有者だの反キリストだの18世紀末の人類補完計画とでも言っておこう。話の展開もエヴァンゲリオンに似ているかも知れない。それより著者のヒトラー嫌いに辟易。はいはい、ムアコックさん、あんたのヒトラー嫌いはよーく分かってるから、いい加減、小男だのなんだのってくだらない描写は止めにしなよ。2008/10/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/491936
  • ご注意事項