内容説明
イモムシ型生物アルトマクに捕まったメルヴァンたちテラナー4名は、レムール艦からの脱走計画を実行にうつした。搭載艇を奪ってほかのレムール艦に向かい、そこで必要な装備を調達しようというのだ。一方、レムール大艦隊捜索の任務にあたるアラスカ・シェーデレーアは、ゼウスの情報どおりに艦隊を発見。三座駆逐機でみずから偵察におもむく。だが、そこに出現した未知の箱型宇宙船が、駆逐機をいきなり攻撃してきた。
著者等紹介
天沼春樹[アマヌマハルキ]
1953年生、1982年中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
ついに故郷銀貨からメールストローム内部で遭難する地球の人類が巡り会う。でも、故郷への道は未だ見えず。後半の圧倒的な力のレティクロンに叛乱を起こす人類の姿が胸を打つ。2010/06/17
黒猫トム
1
前半も後半もテラナーの個人的危機が描かれていると感じた。テラが〜ルナが〜人類が〜も良いが、個々人がピンチだったり反抗だったり作戦だったりいろんな場面で苦闘するドラマに落とし込まれて読者の共感や感情移入を身近で容易にしたというか。 前半も辛かったが後半も辛かった。見事なフラグを見た。これ、書かれたのまだ昭和なんだぜ?2021/02/05
スターライト
1
ユーモラスなイモムシ型生命体アルトマクとのドラマを描く前半が、印象的。後半は「人間はときとして、好き嫌いや善悪といったものをこえて、行動しなければならない」という登場人物のセリフに象徴されるような戦闘が繰り広げられる。2010/05/31
llll'
0
2011/03/17
鐵太郎
0
あとがきにかえて は、天沼春樹さん。 深夜にまわり道などをするものではない。 と言う文で初めて、なにやら面白いエッセイを書いています。これだけでも楽しい。2008/05/20