内容説明
２５０年前、カーテンという謎の時空異常が太陽系に出現、その先に地球型の惑星セント・ヘレンズが発見された。だが入植して５年後、突如カーテンが消滅！地球との連絡が絶えた入植者たちは、生き残るため、様々な超能力とそれを補完するプリズム能力を発達させていった…特異な惑星を舞台に、美貌のプリズム能力者アマリリスと、“アイスマン”の異名を持つ超能力者トレントが難事件に挑むＳＦロマンティック・サスペンス。
著者等紹介
クレンツ，ジェイン・アン［クレンツ，ジェインアン］［Ｋｒｅｎｔｚ，Ｊａｙｎｅ Ａｎｎ］
旧姓キャッスル。カルフォルニア州生まれ。カリフォルニア大学サンタクルーズ校で歴史の学位を習得後、サンノゼ州立大学で図書館学の修士号を取得。フルタイムの作家となる前は、司書として働いていた。デビューは１９７９年。いくつかのペンネームで百数十冊の作品を発表し、ロマンス小説界において、絶大なる人気を誇るベストセラー作家となる
和爾桃子［ワニモモコ］
慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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藤月はな（灯れ松明の火）
42
早川書房のSF文庫枠ですが、内容は凄く、ハーレクイーンです。しかも『高慢と偏見』+『ジェーン・エア』的なヒロインとヒーローです。異星へ移住した時に超能力を開花した者とその能力を最大限に引き出すプリズムの持ち主が共存する世界。ですが、そのSF成分が生まれた理由も裏表紙のあらすじを読まなければ、SFだと分からない位、説明不足です。正直に言うと朝っぱらから情事場面を読むのはキツかった。そして謎すぎる「カフェ茶」・・・。2016/12/02
仲本テンカ
5
奥手な敏腕社長と、自分を曲げられない有能な女性ふたりの恋物語。いったい、いつ結ばれるのかハラハラしながら見守ってましたよ。いやーしかし、めでたしめでたしでしたね〜…。って、あーれ〜？コレSFじゃないなぁ？ラブロマンスものだねぇ…。けどまぁ、たまにはいいですね。こういう作品を読むのも。2013/08/25
おっくん
3
「星のかけらを紡いで」の感想を書いておられる方の感想から知り、図書館にあったので借りました。ハヤカワSF文庫からこんなのが出ていてビックリだけど、HQ的な表紙と過激なロマンスは苦手なのでこれ位が良いですね。異星を植民地化したけれど、環境が変わり持ち込んだ文明が崩壊し生活を建て直す中、特殊な能力を持つ人種が現れ、その能力故に仕事が出来たり苦労をしたり。超能力を利用した犯罪解決にヒロインが飛び込んで行く処はアメリカ的かな？真面目さから勝ち気な行動に突っ走るけど、ヒーローがきちんとバックアップして良いコンビでし2013/09/25
すけきよ
3
もっと使いようがあるSFガジェットの全てが、ロマンスのためだけに用意されているハーレクイン構造はある意味面白かった2007/09/11
こえん
2
楽しかったけど、どう読んでもやっぱりロマンス小説。SFとして出されると違和感が…。最近はロマンスばっかり読んでても、ハヤカワに求めるものは、やっぱりロマンスじゃないんだよねぇ。2010/06/08
