内容説明
航宙中に救難信号をキャッチした“エンタープライズ”は、エリス・アルファ星系へと急行した。発信源は第3惑星の軌道上にある小惑星。だがそこでアーチャー艦長率いる調査隊を待ち受けていたのは、爆発によって破壊された建造物と、氾濫する死体だった。やがて一行は、ただ一人意識不明で生き残っていた異星人を発見するが…サルカシア帝国とタ=アラート人との抗争に巻きこまれた“エンタープライズ”の活躍を描く。
著者等紹介
斉藤伯好[サイトウハクコウ]
1935年生、明治大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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弦舞院 律枢
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エンタープライズの小説の最後。斉藤先生の遺業を誰かに継いでほしい2013/01/10
ちぬ
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たぶん斉藤伯好大先生の最後のスタトレ翻訳。小学生の頃は何故続き出ないのか不思議だったけど、後に亡くなられた事を知った。小三から辞書をひきひき読み始めたスタトレ。私の人格形成にすら一役買っている。本当に悲しい。いつか自分が翻訳家になってスタトレ訳したいと思った。2010/11/14
如月魅冬
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あの堅物リード大尉が部下と淡い恋に! しかし、彼女は救援任務中に起きた何かが原因で謎の死をとげてしまう。原因究明しようにも、現場の小惑星は2種族の戦争の真っ只中。恋人の死因究明に懸命なリードの姿は、感動的。ミステリSF仕立てで、トレッキーに限らず、一読の価値アリ。2010/06/03