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出版社内容情報
新九郎VS.太田道灌in今川家当主争い!
姉・伊都が嫁いだ駿河国守護・今川義忠が戦死。
新九郎の甥にあたる嫡男・龍王丸は
当主となるにはまだ幼く、
今川家では当主争いで死人が出る始末。
伊都を心配する新九郎は
調停役としての役目を得て駿河へ。
そこで待ち受けていたのはーーー
正体を知らずに邂逅していた
太田道灌との再会。
相対することとなった室町きっての戦上手相手に
新九郎は如何に挑むのか!?
伊勢新九郎が歴史の表舞台に現れる!
今川家お家騒動編、開幕!
【編集担当からのおすすめ情報】
既刊、続々重版!
令和の室町ブームの火付け役と言っても過言ではない
本格室町大河、緊迫の新章開幕!
一般的に伊勢新九郎(「北条早雲」)の名が歴史上現れるのは
この今川家のお家騒動です。
幼き甥・龍王丸を当主とするための、新九郎の長きにわたる戦いが
ここから始まります!
応仁の乱のキーパーソンたちの背中をみて得たこと
苦戦した領地経営で学んだこと、
少年から青年となった新九郎が見せる成長を感じながらお楽しみください!
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
85
どおおおん、と登場した太田道灌。今回はまさに道灌の回だった。武ではなく交渉ごとで遺憾なく力を発揮。後の北条早雲こと新九郎でも、この時はまだ若かった。まさにコロコロと手のひらで転がされていた。諜報、分析、判断、柔軟性、そして胆力も道灌の方が上手だった。でも新九郎がゴタつく今川家臣を一喝したのは効いた。現場で鍛えられている。さらに道灌からの言葉からも彼は学ぶことが多かった。そして次巻ではまたひと騒動ありそうな感じ。2022/02/13
鱒子
60
友人本 今川御家騒動勃発!家督をめぐり真っ二つに割れた今川家。新九郎は幕府派遣の調停役として、駿府へ。まとまらぬ話をまとめるために談合を重ねますが、その相手は海千山千の太田道灌。——伊勢新九郎(北条早雲)と太田道灌を語る上で関東情勢は外せないと思いますが、頭を抱える一読者のわたしであります。応仁の乱よりもっと分からんよぅぅ(泣2022/07/26
sin
51
義兄の戦死は、遺された姉とその長子を危うい立場に陥れた。立場や利害関係から対立する家臣たちのいさかいは暴走し、あわや床の間の掛け軸、いや一触即発に…新九郎は幕府の名代として駿府に乗り込むが、関東からはあの太田道灌が手勢を率いて調停に乗りだしていた。新九郎と道灌の交渉が始まる。懸命に和議の糸口を探る新九郎と海千山千の道灌、談合の行方や如何に…。2022/02/13
mahiro
33
新九郎太田道潅に翻弄される巻…と言う印象。太田道潅は超えねばならぬ壁、打たれて強くなるんだなあ…容貌は段々大人らしく精悍になって行く、源平から太平記と戦国の間の時代がこの作品のおかげで目の前に分かりやすく現われた気持ちだ、次巻も楽しみ。2022/02/15
venturingbeyond
33
まだまだ若さが先走る新九郎。老獪な太田道灌と対峙し、経験の差を見せつけられることに。こうやって揉まれながら、後の伊勢宗瑞が形作られていくのでしょう。まだまだ、今川家中のいざこざは続く模様...。次刊が待ち遠しい。2022/02/13