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出版社内容情報
わかりあうこと、それは生きるということ。
大垣内 歩は中学時代の経験から、新しく通う転校先の高校では努めて静かに、そして目立たず生きることを志していた。
そして配属されたのは、仲の良いクラス。なにしろクラスに掲げるスローガンは『皆仲良く』。高校生にもなってこれは変だな、と感じつつも静かに過ごしていた。
そんなある日の授業中、学校上空を覆う巨大な鉄の塊が出現し、どよめく生徒たち。それに思わず興奮した歩は元来の性格が出てしまい、クラスの完璧美少女・赤糸に馴れ馴れしく話しかけるが、明らかに不機嫌にさせてしまい悔やむ。
そしてその日の晩。歩の携帯電話に赤糸からの着信があり、驚きながらも通話ボタンを押した瞬間、歩は意識を失う。意識が戻ると、そこは高校の隣に併設してる巨大病院のようだった。
突然、頭に響く声に従い歩いていくと、病室の中にキグルミが置いてあった。そのキグルミは自分を『サイク』と名乗ると「早く自分を着てくれ、このままだと殺されてしまう」と訴えてきた――。
竹内 佑の最新作は「他者と分かり合うこと」それを知るための物語。
世界観に華を添えるイラストを担当するのは人気上昇中の出水ぽすか。
内容説明
大垣内歩はクラスメイトが消えて騒ぎになっていたときも、まるで興味がなく自分には関係ないことだと思っていた。しかし、ある日の放課後。学園一の美少女・赤糸と特異な時間をすごしたことで歩の世界は動き始める。その晩、赤糸と電話で話していると、彼女の「遊びましょう」の一言を最後に歩は意識を失う。目が覚めると巨大な病院にいることに気づく。突然の状況変化に戸惑う歩は声に導かれるまま部屋に入ると、そこには綺麗に畳まれた着ぐるみがあった―。『他者とわかりあうこと』それを知るための物語が今、始まる。
著者等紹介
竹内佑[タケウチユウ]
愛知県出身。芝居流通センターデス電所にて作・演出担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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