ハヤカワ文庫 変革への序章〈下〉―知性化の嵐〈１〉

ブリン，デイヴィッド【著】〈Ｂｒｉｎ，Ｄａｖｉｄ〉/酒井 昭伸【訳】

早川書房（2001/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 559p／高さ 16cm
• 商品コード 9784150113728
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

銀河列強の侵攻か、それとも新たな難民の来訪か？色めきたつジージョの住民たちを尻目に堂々と着陸した宇宙船から現われたのはなんとヒトの惑星調査隊だった。はたして記憶を失った男と、この宇宙船の関係は？そして、突然の宇宙船来訪の真意とは？六種属の思惑が交錯するなか、ジージョに大災厄が襲いかかろうとしていた！「知性化」三部作とともに壮大な未来史を構成する、新シリーズ「知性化の嵐」堂々の開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スターライト]

惑星ジージョに不法に居住した六種属と、そこにやってきたヒトの宇宙船との虚々実々の駆け引き。下巻はそのスリリングな展開に、一気読み。言語をめぐる登場人物たちのやりとりも興味深かった。記憶を失っていた賓（まれびと）が、ついに自分が何者かを思い出すところで第二部へ。『スタータイド・ライジング』にようやくつながる気配。

2013/04/18

[あかつや]

空から降りてきたのはヒトの惑星調査隊。不法移住者としてそれにどう対応するか、惑星ジージョの住民らは浮足立ち、様々な思惑が交錯する。結局最後まで序章だった。でもこれは最高に盛り上がる序章だわ。終盤子どもたちが冒険の中で遭遇するのが例のあいつだって気がついた時はもう、きたきたきたーっとテンション爆上がりだよ。それにこの惑星ジージョの世界観や住人らにすっかり馴染んでお気に入りになってるからね。その物語がまだあと二部も残ってる。まだまだ終わらないのがすごくありがたい。どう物語が展開していくか楽しみで仕方ないよ。

2022/05/20

[ヒロくん（脱脂）]

スタータイドライジングの続きだったのか。知らずに読み始めたので嬉しい驚きでした。実は三部作の一作目ということも読み終わるまで気づかなかったんですけど、キャラや世界観に愛着が湧いてた頃だったので、あと2/3も残ってるって分かったのも嬉しい。 ヒトかぶれの宇宙人の隠れ住む、最終的に繁栄ではなく滅びを目指す社会、という異様な世界をここまで緻密に描けるのはスゴイなぁ。面白いです。最初は小さかったスケールも段々と大きくなってきました。

2015/11/06

[やぶやぶ]

★４

[shuha]

クーッ、この長さで、やっと話が動いた。入り口に立った感じ。

2015/08/01