ハヤカワ文庫<br> 知性化戦争〈上〉

ハヤカワ文庫
知性化戦争〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 523p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150108724
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

人類=イルカ混成チームの探険船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視耽々と狙う銀河列強が、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ。辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきた―列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊を率いて突如来襲、人類とその僚友ネオ・チンパンジーの暮らすこの星への侵攻作戦を開始したのである。ファン待望の未曽有のSFスペクタクル開幕。ヒューゴー賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

109
これは人類と人類以外の多数のゲテモノ種族の争いを描いたお話。スタータイド…では地球人類はほぼ孤立無援だったが、よわっちい同盟種族はいるのだ。頼もしくは無いが、狡猾な種族でどこか憎めない。こういう良質のリラックスして読めて、冒険もカタルシスもいっぱいで、夢があって遠大な宇宙を夢想させてくれる話は最近見ない。ちょっとご都合主義だが面白さにかき消される。読み始めたら投げ出すことは無いでしょう。

鐵太郎

23
なにかの間違いでチンパンジーとイルカを「知性化」させてしまった人類、宇宙の列強諸族に妬まれ憎まれ嫉まれ、ついに鳥類型覇権種族グーブルーの実力行使にあうことに。銀河種族ブルエリの失敗によって破滅寸前まで追い込まれた惑星ガースを再開拓した人類とその眷属は、この惑星に侵攻してきたグーブルーの軍隊になすすべなく蹂躙されます。人類に好意的な覇権種族ティンブリーミーのひそかな援助とチンパンジーらの活躍により、それを跳ね返すことができるのか。しかしあの二人が「結婚」しちゃうとはねぇ。(笑)2020/02/15

わたなべよしお

18
勿論だけど、文句なく面白い。人間はともかく、人間以外のネオ・チンパンジーやティンブリーミーらの人物造形がいいよなぁ。もっとも、イルカたちの乗ったストリーカー号のその後が気になるんだけど。なので、さっさと下巻に進みます。2021/05/03

duzzmundo

11
知性化シリーズ3作目。前作は人類が2番目に知性化したドルフィンたちとの物語でしたが、今回は人類が最初に知性化したチム(チンパンジー)との共闘。人類圏の辺境の惑星ガースに列強種族のグーブルーが侵攻を開始。残された人間とチムたち、人類の同盟種族であるティンブリーミーはレジスタンスとなって反乱を開始するーーといった感じの上巻。楽しく読みながら下巻へ。2022/11/04

スターライト

9
植民惑星ガースに襲いかかる鳥型異星人グーブルーと、それに抵抗する人と知性化した猿たちの戦いぶりを描く。時々見せるグーブルーの鳥っぽいしぐさと、知性化した猿の猿っぽい態度は何だかほほえましい。戦いは、下巻でどうなるか。2012/09/09

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