内容説明
“存在しない死体”の謎をさぐる、ラスティ少年の活躍を軽快に描くSFミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
1
簡単に読めるSFミステリ。訳文もよみづらくなくて、とっつきやすい。ただ、表紙のスクーターの絵が眉唾かな。宇宙用のスクーターにはコックピットみたいな構造になっていたと思うんだけど。クローン人間が出てくるけど、20年前なら最新の話題だったでしょうね。大森望解説のSFとミステリの関係についての文章は興味深かった。SFはミステリに比べると科学的な設定が恣意的に組めるから、SFミステリは不可能だ、という考えがあったらしいが、アシモフがその考えを最初に打ち破ったらしい。なるほど。ロボット三原則とかありましたね。2012/09/18