HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS<br> 阿片窟の死

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HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS
阿片窟の死

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150019761
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

1921年の独立の気運高まる英領インド。帝国警察のウィンダム警部が阿片窟で目撃した眼球のない刺殺体が消えた。英皇太子の訪問を前にカルカッタに厳戒態勢が敷かれるなか、街では同様の変死事件が。ウィンダムとバネルジーは独立テロと連続殺人を防げるのか?

内容説明

1921年12月、英領カルカッタ。インド帝国警察の英国人警部ウィンダムが阿片窟でキセルの夢に溺れていると、警察のガサ入れが。慌てて逃げだす途中、両眼をえぐられ腹を刺された男が現れ眼前で息を引き取る。だが翌日、死体の目撃情報はなく、阿片の見せた幻にも思えたが、別の場所で同様の死体が発見される。折しも英国皇太子とガンジーの側近のカルカッタ訪問で独立運動が激化するなか、ウィンダムと相棒のインド人部長刑事バネルジーはこの奇妙な連続殺人の謎を解けるのか?傑作歴史ミステリのシリーズ第3弾。

著者等紹介

ムカジー,アビール[ムカジー,アビール] [Mukherjee,Abir]
1974年ロンドン生まれ。インド系の移民二世。『カルカッタの殺人』がデイリー・テレグラフ/ハーヴィル・セッカー犯罪小説賞第一席に入選し、2017年に作家デビュー。同年、同作で英国推理作家協会賞ヒストリカル・ダガー賞を受賞した。2018年シリーズ第2作にあたる『マハラジャの葬列』でウィルバー・スミス冒険小説賞を受賞。2019年には『阿片窟の死』がサンデータイムズ紙「1945年以降のクライム&スリラー・ベスト100」にクリスティー、チャンドラーと並んで選出された。シリーズは現在第5作まで発表されている

田村義進[タムラヨシノブ]
1950年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

145
混沌とした植民地と文明の最先端と自負する宗主国が衝突する犯罪に隠された謎を、英国人とインド人の相棒が解明するところが本シリーズの面白さ。しかしウィンダムは阿片に溺れ、パネルジーは独立問題を巡り家族と衝突するなど最悪の状況にある。そんな2人が不可解な連続殺人を調べるうちに、第一次大戦中の非道な実験に突き当たる。折しも英国皇太子のインド訪問と重なって政治に翻弄されながら真実を求めて奔走するが、ラストで明らかになる政治と戦争に狂わされた哀しい事実は衝撃的だ。歴史小説とミステリを見事に融合させたドラマを堪能した。2022/03/08

Panzer Leader

79
20世紀初頭のインドを舞台にした英印刑事コンビの活躍を描く歴史ミステリーの第3作。阿片を止められないウィンダム刑事が阿片窟から脱出中発見した惨殺死体。ここからインドと英国を揺るがす大事件に発展していく。前2作も良い出来だったが、今作はそれらを遥かに凌駕した傑作。まだまだ続きが出版されることを願いつつ、自分の今年のベスト10入りは確実。2022/04/10

オーウェン

71
奇しくも独立運動が始まろうとするカルカッタに英国皇太子がやってくる。警察は何としても独立運動を阻止するため、ウィンダムとバネルジーに独立運動の指導者に踏みとどまらせるよう依頼する。警部の癖に阿片が趣味というウィンダムの特徴は1作目からあったが、この作品はそのせいで死体まで目撃する始末。 死体のことを言えば阿片が発覚するので、なんとしても自分で謎を解かなければいけない。 終盤の独立運動からの畳みかけは見事なもの。 犯人の目的も分かるし、事件の因縁はその後のナチスにも通じそうな流れもまたよく考えられている。2022/05/13

キムチ

67
想定展開と異なり、猟奇性が前面に押し出された歴史の暗部が興味募る。20C初頭の英・印と来れば「植民地支配の末期、独立運動とカースト制も絡めて貧困の最たる現状を呈する暗黒社会」一方英国に被せられる「紳士然 モラル・家系を重んじる国」政治施政も『軍事力を用いず とは言え武力でのみ支配し得る』と認識。メインで活躍する印帝国警察のウィンダム、部下のパネルジー。彼らの生活歴から来る 中身が重いモチーフ。薬物(阿片・モルヒネ)フェチを批判し難い辛い過去、一方もかなり高いエリートだが想いは屈折。今日も続く複雑な社会構成2022/04/04

たま

57
前作『マハラジャの葬列』も盛りだくさんだったが、この本も連続殺人にガンディーの非暴力運動、英国皇太子来訪、第1次大戦下の毒ガス実験と歴史上の事実を絡めたプロット。さすがのウィンダム警部も(阿片は中毒だから仕方ないが)酒と女に無駄にする時間はなく駆け回る。私なら犯人の毒ガス所持が判明した時点でなるべく遠いところになりふり構わず逃げると思うが、必死で立ち向かうウィンダムもバネルジーもえらい!大風呂敷をどう収拾するのかと思いながら読んだが、きれいにまとまり読み応えあった。川の渡し船に旅情をそそられる。 2022/06/25

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