HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS<br> 元年春之祭

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HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS
元年春之祭

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  • サイズ 新書判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150019358
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0297

出版社内容情報

二千年以上前の前漢時代の中国。山中の名家を訪ねてきた少女は、かつてこの地で奇妙な殺人事件が起きたことを聞き、その推理を試みる。そこに新たな事件が! 不可能状況の殺人、二度にわたる「読者への挑戦」。気鋭の中国人作家による本格推理小説の新たな傑作

陸 秋槎[リク シュウサ]
著・文・その他

稲村 文吾[イナムラ ブンゴ]
翻訳

内容説明

前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観一族は、春の祭儀を準備していた。その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。しかも現場に通じる道には人の目があったというのに、その犯人はどこかに消えてしまったのだ。古礼の見聞を深めるため観家に滞在していた豪族の娘、於陵葵は、その才気で解決に挑む。連続する事件と、四年前の前当主一家惨殺との関係は?漢籍から宗教学まで、あらゆる知識を駆使した推理合戦の果てに少女は悲劇の全貌を見出す―気鋭の中国人作家が読者に挑戦する華文本格ミステリ。

著者等紹介

陸秋槎[リクシュウサ]
1988年中国、北京生まれ。復旦大学古籍研究所在学中の2014年に短篇ミステリ「前奏曲」を発表し、第二回華文推理大奨賽の最優秀新人賞を受賞した。2016年に『元年春之祭』で長篇デビュー

稲村文吾[イナムラブンゴ]
早稲田大学政治経済学部卒、中国語文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

430
日本の本格ミステリからの、というか日本カルチャー全般からの影響が、昨年話題になった『13・67』よりかなり色濃い。意外な動機を強く打ち出し、三津田信三の推薦文付き。実際は、たしかに珍しい類ではあるものの、大きな驚きには繋がらないかなといったところ。事件発生からのテンポも良く、それっぽい薀蓄が差し挟まれるあたりも本格の雰囲気。しかし、中盤の薄さが気になる。探偵役が関係者にあたったりという、いわゆる捜査の過程があまり描かれないまま、ただ女の子が喧嘩している場面ばかりで、読者への挑戦状が出される。2019/01/01

starbro

243
話題の前漢時代の中国を舞台とした華文ミステリを読みました。陸 秋槎、初読です。漢詩の素養がないせいもありますが、ミステリとしても、あまり愉しめませんでした。著者があとがきで自虐的に書いている内容そのもののような気がします。本書で、区切りの読んだ本2,500登録です。2018/11/16

遥かなる想い

182
2019年このミス海外第4位。 舞台は前漢時代の中国である。 楚の豪族の娘 於陵葵 の才気溢れた 立ち振る舞いが心地良い。やや漢詩の引用が多すぎる気もするが、中国ミステリーの常道なのだろうか? 娘たちの饒舌な語りと 推理から 犯人と 殺人の動機が 読者に示される… 中国古代の 価値観も 窺われる、新鮮な 物語だった。2019/01/11

ケイ

137
作品のテーマ、作者の経歴、ほぼ若い女性しか登場しないところなど、変わり種ミステリ。舞台は前漢の頃の中国。彼らの日常や信仰についての単語が馴染みがないために 読んでいるつもりが視線が滑っているだけという箇所がいくつもあった。10代~20前後の女の子は、弾んだ会話だけで、興奮し、一種のヒステリー状態におちいることはある。そう思うと、構成としてこれもありかなと思う。一喜一憂しながらの読書中の犯人探しだった2019/05/20

あも

102
中国は前漢時代を舞台にしたミステリ。最初に言っておくとめちゃくちゃ楽しかった。楚地方の山奥に暮らす祭祀を司る一族の元に於陵葵という少女が訪れ、数年前の一家皆殺し事件と新たな連続殺人事件の謎を解く…。これでもかと出てくる稠密な習俗や宗教・儒教の蘊蓄。一方で島田荘司を始めとした日本の新本格ミステリへの強い憧れを感じさせる開かれた密室・心理的密室。両者が混じり合うことで他にない雰囲気を持った作品となっている。日本人作家とは別の感性から産まれたキャラクター造形も興味深い。古代中国の空気を存分に吸い込み満足の一言。2019/01/30

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