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内容説明
サン=ルイ島の教会で日曜のミサが始まろうとしていた。だが肝心の司祭がまだ現われない。予定の開始時刻ちょうど、呼びにやった聖歌隊の少年が駆け戻ってきた。「司祭様が死んでいます!」司祭は教会近くの自宅で殺されていたのだ。容疑は教会の若きヴァイオリン奏者にかかるが、メルシエ警視にはどうしても彼女のしわざとは思えない。徹底した聴き込み捜査がもたらす意外な真相とは?同じ頃、自分を密告した売春婦への復讐を公言する凶悪犯が脱獄した。彼女に好意をもつメルシエは、ここでも一肌脱ぐが…パリ警視庁賞に輝いたデビュー作。
著者等紹介
グラッセ,ジュール[グラッセ,ジュール][Grasset,Jules]
フランス・ミステリ界において、由緒ある新人の登竜門となっているパリ警視庁賞の2005年度の受賞者となったグラッセだが、本業は医師であるという以外、そのプロフィールは公表されていない
野口雄司[ノグチユウジ]
1956年大阪大学文学部仏文科卒。フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
63
司祭殺害の容疑が掛かるヴァイオリニスト。逮捕の原因になった女性に復讐するための脱獄囚。このふたつに繋がりは・・・日にち被っただけで、あんまなかった(笑)。いや、深読みしたら盛大に自爆です。ある意味取り憑かれた連中が自爆したようなもんじゃ!2022/03/02
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
5
いかにもおフランスなボリューム、70年代くらいのかと読んでいて、出てきた小物に、あっ!現代物。メグレの末裔。2020/03/28
Mayumi_M
2
どうやら世界中から「少々アレだ」と思われてる節のあるフランス警察主催の受賞作品。だからこそ、さぞかしフランス警察がかっこよく描かれてるんだろうなァと期待したものの、主役の警視はなかなかの人物なのにフランス警察はやっぱりアレな印象。とはいえ、ちょっと耽美的な印象の物語なので結構楽しめましたが。 だがしかし、バターを塗ったパンに更にジャムを塗ったくり、それをカフェオレに浸して喰うってどんな味覚だフランス人。それはないだろフランス人。2018/09/08
よふかしとるねいど
1
二時間ドラマを観たような感覚。難しいことが頭に入らないときなどぼけーと読むのに適している。元々難しいことなど入るような頭でないことはともかく2014/09/10
シーマン
1
遅ればせながら、『のだめカンタービレ』Tvドラマ版に嵌まり、ヴァイオリンについて知りたくなった。新宿ブックファーストでヴァイオリンを検索、この本を発見、図書館にリクエスト。名探偵コナンのメグレ警部は海外小説のメグレ警部がモデルだとこの本の解説で知る。有名な『処女ストラデヴァリウス』美しいヴァイオリンの音色、聞いてみたかった。2014/08/23
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