息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。

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息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。

  • 著者名:幡野広志【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • ポプラ社(2023/08発売)
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  • ISBN:9784591178720

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内容説明

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息子が生まれた日が雨だったから、ぼくは雨の日が好きなのだ。いまでも雨の日に一人で車を運転していると、息子が生まれた日のことを思い出す――行きたい場所へ行き、会いたい人に会い、生きたいように生きる。ぶれない意志をもつ写真家が1枚の写真とともに切りとる、息子のこと、写真のこと、病気のこと、旅行のこと……。新たに書き下ろしエッセイと古賀史健とのロング対談を加え、人気連載を書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よつば🍀

45
今年読了した岸田奈美さんのエッセイで初めて幡野広志さんの存在を知った。岸田さんの言葉もさることながら、写真家である幡野さんの言葉がとても印象に残ったので本書を手に取る。2017年に多発性骨髄腫を患っている事を公表された幡野さん。だが文章に悲壮感はなく、穏やかで時に軽妙な語り口は優しく心に届く。エッセイと共に掲載されている写真は風景写真もあるけれど、日常のひとコマを切り取ったものには被写体を見つめる幡野さんの温かな眼差しが感じられ、胸が一杯になる。どうか幸せな時間が長く続きますようにと祈りながら本を閉じた。2023/10/04

Karl Heintz Schneider

25
このタイトルは反則だと思う。息子を持つ父親なら気になるに違いない。タイトルからてっきり小説かと思ったらエッセイだった。著者の幡野さんはプロの写真家であると同時にエッセイも何冊か出しているらしい。内容は仕事のこと、家族のこと、病気のこと。氏は多発性骨髄腫を患っており、そのことに関するエピソードもちらほら。症状が辛い時に1歳の息子さんがアーアーと言いながら顔をペチペチと叩いてくれた。そのことがどれほど励みになったかと書かれている。子育て経験のある方ならわかると思う。我が子はそばにいてくれるだけで尊いもの。2023/11/15

たっきー

14
写真家によるフォトエッセイ集。エッセイの章ごとにその内容に合わせた写真があって、とてもマッチしている。前半は身体や病気(多発性骨髄腫)についての内容が多く、後半は息子や日常生活の話が多くなった。著者と古賀史健氏による巻末の対談でそのことに触れられていた。自分の不安を言語化することで自身の不安は減っても、妻の不安が大きくなり、2人のトータルの不安総量が却って大きくなるので自分のために余計な不安は出さないということだった。著者にはお元気で、家族と楽しい時間を送って欲しいと願う。2023/11/01

しょうご

7
写真と言葉をセットで発信するというのを試しながらやっていきたいと思いました。2023/09/01

ebi kan

5
病気のことにはあまり触れずに日常で起こった出来事を中心に書いてある文章と写真がセットになったエッセイ。気さくであっけらかんとしている幡野さんの人柄が文章からうかがえる。日常の何気ない風景を切り取った写真が文章によって意味を持たせてくれる。 写真とことばがセットで、写真じゃ伝わりにくいこともことばを添えてあげれば伝わりやすくなるというのは新たな発見でした。 特に「チョココロネをわけあって」の息子さんとのやり取りが微笑ましくて好きです。2024/02/20

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