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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
10
悪党パーカーシリーズのサブキャラ、俳優のグロフィールドの独立シリーズ第4弾。パーカー主演の「襲撃」で襲った街の電話交換嬢を妻に、「カジノ島壊滅作戦」の分け前で自前の劇場を作り恋女房と住む主人公は、田舎町の劇場維持のため金を必要としていた。彼を誘うヤマの説明を聞きに行ったがどうにも筋が悪い。これを拒否して以降厄介事に襲われる。筋立ては波乱万丈。勘も度胸もある主人公だが、アメリカでは否定的イメージのある"レモン"を標題にした本書ではいい目を見ることはなく、後々「殺戮の月」でパーカーと組んで息を吹き返す運命。2021/10/09