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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やっす
16
コックリル警部初登場。首を切られ、被害者が生前嫌悪感を示した奇妙な格好の帽子を被せられるという奇妙な展開と、限られた人数の容疑者、終盤に至り二転三転する犯人像など後の作品を彷彿とさせるブランドの持ち味はすでにその片鱗を見せています。決して悪くはないのですが、『緑は危険』『ジェゼベルの死』『はなれわざ』といった傑作群と比較すると残念ながら習作の域を出ていない様にも思います。それだけ後の作品のクオリティが高いという事の証明でもあるのでしょうけど。コックリル警部のデビュー作という意味でも読んで損のない作品。2016/07/12
あら
6
再読はないです。この人以外が犯人だったらよかったのに…頭が混乱しています。2024/03/27
Jimmy
3
山荘に集まった関係者に紛れ込んだ1人の厄介者。恐らく本格ミステリの最良・典型のパターンで殺人は起き、さらに、、、。犯人も申し分なし、テンポも申し分なし、そして何より私がいいなぁと思ったのは動機。この動機が見えないまま物語は進み、途中で判明したある重大な事実はぶっちゃけミスディレクションでした。それだけこの動機を読者に納得させるかって事がこの作品のほんの少しのこだわりだったかもしれませんね。2013/02/16
tara
2
舞台設定はシンプルで、容疑者の人数も少ない…にもかかわらず、真相への道筋を巧みに覆い隠したまま終章まで話を運ぶ手さばきは鮮やか。意外性も説得力も申し分なし。2016/08/15
madhatter
2
再読。決定的な証拠といい、犯人を絞り込む条件といい、明らかに一人の人物が推理で導き出せる構成にはなっている。但し、ブランド作品によくあるが、精神的に不安定な人物の存在によって、真相に辿り着くことは難しい。これを生かした叙述は、推理小説のものとして考えると、些か無頓着と考える向きもあろう(初読の際、少々狡いかなと思った。個人的には『暗闇の薔薇』を想起する)。しかし、ブランドはやはり、フランの如き甘ったれた娘を描かせると上手い。コッキーと共にマジギレしたよ。後の作品では仲良しになっているようだが…。2011/04/02




