死刑の遺伝子

死刑の遺伝子

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 395p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784523263234
  • NDC分類 326.41
  • Cコード C0036

内容説明

これまで誰も言及し得なかった日本人の精神の深層。わが死刑史の裏面に鋭いメスを入れる作家と、元内閣首相補佐官。存置派、廃止派、どちらをも納得させ得る高密度の論理展開は、本格ミステリーを彷彿とさせる。

目次

三浦事件
日本民族が作る冤罪
死刑の歴史
武士による死刑
富国強兵と死刑
量刑上の死刑の位置
終身刑は必要か
執行なき死刑のために
国民アンケート
日本村の人権意識
獄中からの声

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぇん、

1
島荘の独特な日本人論から出発する様々な論述には妥当なものもあれば結論ありきの牽強付会なものも。対談では相手を意識してかまだ無難な言い回しだがあとがきの文章の圧たるや豪腕ここに極まれり。何度も似たような議題が扱われることにくどさを感じる。対談形式で体系立てるのが難しいのもあるが島荘が飛躍した発想・無理筋な仮定で議論をふっかけるのに対し錦織氏が順序立てて整理しながらいなし続けた結果堂々巡っている。流石法曹であり流石政治家。なお本書はミステリー論とは異なる専門的内容を含む。脚注を付けられなかったのだろうか。2020/03/22

抹茶ケーキ

0
推理小説家の島田荘司と政治家の錦織淳の対話。島田荘司は、死刑が日本の文化に根づいたものだと繰り返し主張して、錦織淳が政治家・弁護士の立場からそれに答えるような展開。たぶん最も直截的な形の死刑文化論はこういう感じになるんだろうなと思った。2016/11/10

ココアにんにく

0
19990301読了

亀太郎

0
死刑廃止論、実にくだらん。絞首刑が残忍だからやめろ。人を殺しておいて処刑の仕方を変えろだの死刑があるからいつまでも先進国ではない?けしてそうではない。被害者遺族のことを考えていない2012/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/309579
  • ご注意事項

最近チェックした商品